ジャパンディスプレイ 四半期進捗

決算短信(2025-03 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 過去最大級の最終赤字と自己資本の毀損: 親会社株主に帰属する当期純損失が782億円(前期は443億円の赤字)へと大幅に拡大し、自己資本比率は38.1%から4.5%へと急降下、財務基盤が危機的状況にある。
  • 大規模な構造改革の断行: 2026年3月までに茂原工場の生産終了と石川工場への集約、国内従業員の約6割にあたる1,500名規模の希望退職募集を発表し、固定費の抜本的削減を急ぐ。
  • 車載事業の分社化と新戦略への賭け: 稼ぎ頭である車載事業を「株式会社AutoTech」として新設分割し、意思決定の迅速化を図る一方、次世代OLED「eLEAP」の自社生産を停止しファブレス展開へ舵を切るという苦渋の決断を下した。

2. 直近の業績と進捗率

  • 売上高: 1,880億円(前期比21.4%減)
  • 営業利益: △370億円(前期は△341億円)
  • 経常利益: △404億円(前期は△331億円)
  • 当期純利益: △782億円(前期は△443億円)
  • 分析: 本決算は通期実績であり、売上高はスマートフォン向けの戦略的縮小とスマートウォッチ等の需要減により2割以上の減収となった。損益面では、売上減に伴う固定費負担増に加え、茂原工場の減損損失(215億円)や事業構造改善費用(166億円)などの特別損失が重くのしかかり、赤字幅が大幅に拡大。2026年3月期の通期予想は「業績が大きく変動する可能性がある」として非開示となっている。

3. セグメント別のモメンタム

  • 車載(勢い:停滞): 売上高1,258億円(前期比5.5%減)。全売上高の66.9%を占める主力だが、不採算製品からの撤退を進めたことで微減。ただし、収益性改善への取り組みは継続中。

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進捗詳細

今期実績

2024-04 〜 2025-03

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2024-03
売上高 1880.1億円 +21.4% 2391.5億円
営業利益 370.7億円 341.4億円
経常利益 404.1億円 331.9億円
当期純利益(親会社帰属) 782.2億円 443.1億円
包括利益 787.7億円 387.7億円
1株当たり当期純利益 12.64円 7.16円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-03末 2024-03末
総資産 1480.3億円 2239.9億円
純資産 68.9億円 856.6億円
自己資本比率 4.5% 38.1%
自己資本 66.5億円 854.2億円
1株当たり純資産 7.88円 4.85円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 169.9% 42.3%
ROA(総資産経常利益率) 21.7% 14.9%
売上高営業利益率 19.7% 14.3%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 254.5億円 175.8億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 81.6億円 134.3億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 256.9億円 329.0億円
期末現金及び現金同等物残高 204.3億円 287.3億円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 0円 0円
期末 0円 0円
配当性向:当期 — / 前期 — 純資産配当率:当期 — / 前期 —

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