株式会社J-オイルミルズは、製油業界国内大手の一角であり、味の素、ホーネンコーポレーション、吉原製油の統合により誕生した企業です。
- 事業内容: 主力の「油脂事業」(家庭用・業務用油脂、ミール/油粕の製造販売)と、スターチやプラントベースフード(PBF)を扱う「スペシャリティフード事業」の2軸で展開。
- 主要製品: 「AJINOMOTO 健康プラス」、環境配慮型パッケージ「スマートグリーンパック®」、長持ち油「長徳®」、大豆シート「まめのりさん®」など。
- 主要顧客: 味の素株式会社(売上高の21.1%)、全国農業協同組合連合会(10.0%)への依存度が一定程度存在します。
- 競合環境: 日清オイリオグループ等の大手と競合。一方で、日清オイリオとは搾油工程の合弁会社「製油パートナーズジャパン」を設立するなど、構造的なコスト削減に向けた協調体制も構築しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
3.7%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
6.7%
≧10%が優良
ROIC
4.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
18.3%
≧10%が優良
EPS成長率
3.0%
≧10%が優良
3行解説
- 原料価格の下落に伴う販売単価の下落で減収(-5.5%)となったが、適正価格販売と不採算事業(家庭用マーガリン等)からの撤退により、営業利益は85.72億円(+18.3%)と大幅増益を達成。
- 構造改革の進展により自己資本比率が62.2%に向上し、棚卸資産も117億円削減されるなど、財務体質の健全化が顕著。
- 中期経営計画(2026年度目標:営業利益110億円、ROE 8.0%)に対し、利益面では着実に前進しているが、売上ボリュームの維持と海外展開の加速が今後の課題。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-11 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 10.0億円 / 予想: 90.0億円
-56.8%
売上高
実績: 562.9億円 / 予想: 2400.0億円
-3.8%
2Q
営業利益
実績: 25.2億円 / 予想: 50.0億円
-53.8%
売上高
実績: 1122.5億円 / 予想: 2260.0億円
-3.5%
3Q
営業利益
実績: 36.1億円 / 予想: 50.0億円
-53.9%
売上高
実績: 1711.3億円 / 予想: 2260.0億円
-3.2%
通期
営業利益
実績: 44.0億円 / 予想: 未開示
-48.6%
売上高
実績: 2265.7億円 / 予想: 未開示
-1.8%
3行解説
- 2026年3月期(通期)の連結業績は、円安進行や原料コスト高騰の影響を強く受け、営業利益が前年同期比48.6%減の44億4百万円と大幅な減益で着地。
- 油脂事業において、家庭用油脂の需要減少とコスト上昇が重なり利益を圧迫したが、スペシャリティフード事業は不採算事業撤退などの構造改革により利益が約6.1倍へ急拡大。
- 次期(2027年3月期)は増収増益を見込み、年間配当を10円増配の80円とする計画を提示。あわせてマレーシアの連結子会社株式の譲渡による事業ポートフォリオ再編を発表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年3月期 通期 | -48.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | -53.9% | -1.4% | -3.8% | +1.6% | +2.5% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -53.8% | -0.0% | -2.6% | -4.4% | -5.3% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | -56.8% | -1.0% | -7.1% | -6.0% | -13.6% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | +18.3% | +0.6% | -5.2% | -7.0% | -7.0% |
| 2025-02-05 | 2025年3月期 第3四半期 | +27.4% | -0.0% | +0.7% | +3.7% | +9.6% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第23期(2024/04/01-2025/03/31)