シキボウ株式会社は、1892年創業の老舗繊維メーカーを母体とし、現在は「繊維事業」「産業材事業」「不動産・サービス事業」の3軸で展開する複合企業体です。
- 繊維事業: 糸、布、ニット、二次製品の製造販売。中東向け民族衣装用生地や、抗ウイルス加工「フルテクト®」などの高機能素材に強み。
- 産業材事業: 製紙用ドライヤーカンバス、フィルタークロス、食品添加物(増粘安定剤)、航空・宇宙分野向け複合材料等。
- 不動産・サービス事業: 商業施設の賃貸、リネンサプライ、物流業務。
- 競合・環境: 繊維事業では国内外の衣料需要、産業材では国内製紙業界の動向に影響を受けます。近年は原材料・エネルギー価格の高騰が共通の課題です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
3.4%
≧10%が優良
ROA
1.6%
≧5%が優良
ROE
2.6%
≧10%が優良
ROIC
1.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-5.7%
≧10%が優良
EPS成長率
5.3%
≧10%が優良
3行解説
- 繊維事業が価格改定と中東向け輸出の好調により黒字転換した一方、産業材事業が原材料高と新工場先行費用で大幅減益となり、連結営業利益は5.8%減の13.46億円に留まった。
- 成長投資として連結子会社シキボウ堺の新工場(食品添加物)を2025年1月に竣工させ、生産能力を現行の2.5倍に拡大。新中期計画「TG25-27」で稼ぐ力の回復を急ぐ。
- 自己資本比率は41.1%と健全性を維持しており、1株当たり50円の安定配当(配当性向43.4%)を継続しているが、ROE 2.6%と資本効率の改善が喫緊の課題。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 11:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.5億円 / 予想: 13.0億円
-2.8%
売上高
実績: 94.9億円 / 予想: 410.0億円
+2.1%
2Q
営業利益
実績: 6.3億円 / 予想: 未開示
+14.6%
売上高
実績: 197.8億円 / 予想: 未開示
+4.6%
3Q
営業利益
実績: 8.1億円 / 予想: 未開示
-10.6%
売上高
実績: 296.6億円 / 予想: 未開示
+4.9%
通期
営業利益
実績: 9.7億円 / 予想: 未開示
-27.6%
売上高
実績: 445.5億円 / 予想: 未開示
+14.0%
3行解説
- ユニチカグループからの事業譲受が寄与し、売上高は前年比14.0%増の445億5,400万円と大幅な増収を達成。
- 事業譲受関連費用や食品・化成品新工場の稼働に伴う減価償却費増により、営業利益は9億7,400万円(同27.6%減)と苦戦。
- 負ののれん発生益5億5,000万円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は9億5,000万円(同4.0%増)と最終増益を確保。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -27.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -10.6% | -0.7% | -1.6% | +1.6% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +14.6% | +0.3% | +4.2% | +0.3% | -0.6% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -2.8% | +0.4% | -3.0% | -2.5% | -9.7% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -5.7% | -3.0% | -2.6% | -5.0% | -3.0% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -1.3% | -0.6% | -0.8% | +3.1% | +2.2% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第212期(2024/04/01-2025/03/31)