株式会社アルファは、自動車用キーセットやドアハンドル、住宅用・産業用錠前、コインロッカーなどを手掛ける総合ロックメーカーです。
- 主要製品: 自動車部品(ステアリングロック、キーシリンダー、キーレスエントリー、アウトサイドドアハンドル等)、セキュリティ機器(電気錠、玄関錠、産業用ロック、コインロッカー、宅配ボックス等)。
- 主要顧客: 日産自動車株式会社グループ(連結売上高の34.3%)、フォルクスワーゲングループ(同12.1%)といった大手完成車メーカーへの依存度が高い。
- 競合環境: 自動車業界では中国ローカルEVメーカーの台頭により日系完成車メーカーの苦戦が続いており、同社も受注構造の変化に晒されています。セキュリティ機器分野では、スマートハウス化やIoT化による付加価値競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
1.2%
≧10%が優良
ROA
1.3%
≧5%が優良
ROE
-0.8%
≧10%が優良
ROIC
1.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-62.6%
≧10%が優良
EPS成長率
-116.7%
≧10%が優良
3行解説
- 中国市場での日系車不振と減損損失(8.08億円)により、最終損益は3.01億円の赤字に転落したが、自己資本比率は52.3%と健全性を維持。
- 収益面ではセキュリティ機器事業が牽引する一方、北米・アジアの自動車部品事業が赤字となり、地域間での明暗が鮮明となった。
- 取引先マレリの破産法申立てに伴う約8.1億円の債権回収リスクが浮上しており、次期のキャッシュフローへの悪影響が懸念される。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.9億円 / 予想: 15.0億円
—
売上高
実績: 167.0億円 / 予想: 700.0億円
-8.4%
2Q
営業利益
実績: -0.3億円 / 予想: 15.0億円
—
売上高
実績: 340.9億円 / 予想: 700.0億円
-6.9%
3Q
営業利益
実績: 2.9億円 / 予想: 15.0億円
-32.7%
売上高
実績: 523.8億円 / 予想: 700.0億円
-4.6%
通期
営業利益
実績: 8.4億円 / 予想: 未開示
-7.7%
売上高
実績: 727.0億円 / 予想: 未開示
-1.1%
3行解説
- 最終損益の黒字転換と増配: 2026年3月期の通期決算は、営業利益が前年同期比7.7%減の8.43億円となったものの、為替差益等の計上で純利益は13.83億円と前年の赤字から黒字転換し、配当も当初計画から増額の50円(前年比2円増)となった。
- 自動車部品事業の地域間格差: 日本(セグメント利益142.3%増)と欧州(同143.2%増)が大幅増益で牽引する一方、北米とアジアはセグメント損失が継続しており、海外事業の立て直しが急務となっている。
- 次期は本業の回復を見込む強気見通し: 2027年3月期は、一過性の為替差益がなくなるため経常減益を予想するが、構造改革の進展により営業利益は前期比77.9%増の15億円と、本業の収益力強化を鮮明にする計画。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -7.7% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -32.7% | -0.5% | +1.2% | +12.5% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -0.8% | +1.2% | -2.1% | +0.5% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -0.6% | -5.2% | -5.4% | -13.5% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -62.6% | -2.1% | -5.0% | -8.4% | +4.0% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -74.3% | -1.5% | -1.9% | +0.7% | -4.3% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第87期(2024/04/01-2025/03/31)