株式会社デジタルハーツホールディングスは、「SAVE the DIGITAL WORLD」をミッションに掲げ、ソフトウェアの不具合を検出するデバッグおよびシステムテストを主力とする純粋持株会社です。事業は主に以下の2つのセグメントで構成されています。
- DHグループ事業(エンターテインメント領域):コンソールゲームやモバイルゲーム等の国内デバッグ、翻訳・LQA(言語品質保証)等のグローバルサービスを提供。国内デバッグ市場では圧倒的なシェアを誇る寡占状態にあります。
- AGESTグループ事業(エンタープライズ領域):Webシステムや業務システム等のQA(品質保証)ソリューション、セキュリティテスト、ERP導入支援を提供。
- 競合環境:国内デバッグでは参入障壁が高く優位性を維持していますが、エンタープライズ領域では大手SIer等と競合します。同社はテスト専門企業としての特化戦略とAI活用による差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
6.1%
≧10%が優良
ROA
11.8%
≧5%が優良
ROE
7.0%
≧10%が優良
ROIC
6.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
19.1%
≧10%が優良
EPS成長率
255.8%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は売上高397.5億円(前期比2.5%増)、営業利益24.3億円(同19.1%増)と増収増益を達成し、特にAGESTグループの利益が60.0%増と急伸。
- 不採算のIT人材事業(株式会社アイデンティティー)を売却し、成長性の高いQA事業へ経営資源を集中。AGESTのスピンオフ上場準備を通じた価値最大化を推進。
- 営業キャッシュフローは31.2億円と親会社株主に帰属する当期純利益(6.3億円)を大きく上回り、現金および現金同等物も75.9億円と潤沢で、財務基盤は極めて堅実。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.1億円 / 予想: 26.4億円
+139.7%
売上高
実績: 93.8億円 / 予想: 397.5億円
-4.6%
2Q
営業利益
実績: 14.4億円 / 予想: 26.4億円
+74.3%
売上高
実績: 191.1億円 / 予想: 397.5億円
-4.0%
3Q
営業利益
実績: 23.4億円 / 予想: 26.4億円
+27.4%
売上高
実績: 290.9億円 / 予想: 397.5億円
-4.4%
通期
営業利益
実績: 26.3億円 / 予想: 未開示
+8.1%
売上高
実績: 389.3億円 / 予想: 未開示
-2.1%
3行解説
- 国内デバッグ事業が「Nintendo Switch 2」の発売準備等を追い風に好調に推移し、売上高が減少する中でも営業利益は前年比8.1%増の26.26億円と増益を確保。
- AGESTグループ(エンタープライズ事業)の株式分配型スピンオフ及び上場方針を取り下げ、戦略的な方針転換を決断。
- 米国企業HUWIZ SOLUTIONS INC.の買収(約20.62億円)により、英語圏でのデバッグ体制とグローバル顧客基盤を大幅に強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +8.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-05 | 2026年3月期 第3四半期 | +27.4% | -0.5% | -10.8% | +3.8% | -6.0% |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | +74.3% | -1.3% | -1.9% | -6.4% | -12.7% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +139.7% | -0.5% | -6.2% | -10.3% | -15.2% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +19.2% | -3.3% | -13.8% | -8.9% | -9.0% |
| 2025-02-06 | 2025年3月期 第3四半期 | +29.2% | +2.6% | +27.1% | +23.0% | +10.0% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第12期(2024/04/01-2025/03/31)