ペイクラウドホールディングス株式会社は、キャッシュレス決済、デジタルサイネージ、ソリューションの3つのセグメントを展開する純粋持株会社です。
- キャッシュレスサービス事業(バリューデザイン): 地域密着型のスーパーや飲食店向けに独自電子マネー(独自Pay)の発行・管理を行うSaaS型「バリューカードサービス」を提供。
- デジタルサイネージ関連事業(クラウドポイント): 飲食店や商業施設向けに、機器選定から設置工事、配信・運用までをワンストップで提供。2024年3月にクラウドポイント社を完全子会社化。
- ソリューション事業(アララ): 運輸・金融機関等に向けた法人用メッセージングサービス(メール配信)や、ARプラットフォームを展開。
- 競合環境: キャッシュレス分野では参入障壁が高い一方、〇〇Pay等の汎用決済との競争や、サイネージ分野での価格競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-08 期末、2025-11-25 提出)収益性
営業利益率
7.1%
≧10%が優良
ROA
8.3%
≧5%が優良
ROE
3.3%
≧10%が優良
ROIC
4.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
49.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
116.4%
≧10%が優良
EPS成長率
68.7%
≧10%が優良
3行解説
- M&A効果による大幅増収: クラウドポイント社の連結寄与により、売上高は前期比49.3%増の102.3億円と大台を突破し、営業利益も116.4%増と急成長を遂げた。
- キャッシュレス事業の蹉跌: 「iD」連携サービスのリリース大幅遅延により、約3.5億円(減損および契約損失引当金)の特別損失を計上し、最終利益を圧迫した。
- 強固なキャッシュ生成力: 親会社株主純利益1.4億円に対し、営業CFは14.0億円と潤沢。のれん償却や預り金の増加が寄与しており、次なる成長投資への余力は十分。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-08 第2四半期 、2026-04-14 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.4億円 / 予想: 8.0億円
-7.3%
売上高
実績: 24.0億円 / 予想: 115.0億円
+2.4%
2Q
営業利益
実績: 3.3億円 / 予想: 8.0億円
-19.1%
売上高
実績: 47.2億円 / 予想: 115.0億円
-2.4%
3行解説
- 2026年8月期第2四半期は、デジタルサイネージ事業の納品期ズレが響き、前年同期比で減収減益(営業利益19.1%減)の着地となった。
- 主力のキャッシュレス事業は独自Payの決済取扱高が7,728億円と堅調に推移し、ストック型の「リカーリング売上」が成長を牽引している。
- 通期計画に対する進捗率は各利益項目で約4割に留まるが、期ズレ案件の解消を見込み、通期業績予想と無配の配当予想を据え置いた。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年8月期 第2四半期 | -19.1% | -11.8% | -3.3% | — | — |
| 2026-01-14 | 2026年8月期 第1四半期 | -7.3% | -3.9% | -5.3% | -12.2% | -11.8% |
| 2025-10-15 | 2025年8月期 通期 | +116.9% | +2.6% | -17.3% | -25.3% | -27.3% |
| 2025-07-14 | 2025年8月期 第3四半期 | +76.2% | -12.9% | -16.5% | -26.8% | -35.9% |
| 2025-04-14 | 2025年8月期 第2四半期 | +369.8% | +0.3% | +7.7% | +10.6% | +22.0% |
| 2025-01-14 | 2025年8月期 第1四半期 | +202.0% | +2.8% | +6.4% | +15.6% | +20.8% |
有価証券報告書
2025-11-25 有価証券報告書-第20期(2024/09/01-2025/08/31)