短信要約
1. 要点(3行)
- 2025年8月の渋川工場火災による減産・災害損失計上(10.4億円)があったものの、精密化学品部門の底堅い推移と為替差益により、経常利益ベースでは前年同期比13.9%増と増益を確保。
- 基礎化学品事業が、販売価格の修正や原燃料価格の下落、在庫影響による固定費減少を背景に、前年同期の営業損失から1.8億円の黒字へ転換したことが利益の下支えとなった。
- 2026年1月に三フッ化窒素製造プラントの操業を再開。火災影響からのリカバリー局面に入っており、通期計画達成に向けた復旧スピードが焦点となる。
2. 直近の業績と進捗率
当第3四半期累計期間の連結業績は、売上高467.09億円(前年同期比0.2%増)、営業利益26.08億円(同0.1%増)、経常利益35.09億円(同13.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益17.24億円(同7.8%減)となりました。
通期計画(11月修正発表値)に対する進捗率は以下の通りです。
- 売上高: 70.2%
- 営業利益: 57.9%
- 経常利益: 66.2%
- 当期純利益: 63.8%
前年同期の進捗率(売上高70.1%、経常利益62.1%)と比較すると、売上・経常利益ともに概ね例年並みのペースを維持していますが、営業利益の進捗が57.9%に留まっており、第4四半期での挽回が求められるタイトな進捗状況と言えます。
3. セグメント別のモメンタム
- 精密化学品事業(勢い:維持): 売上高372.93億円(0.7%増)。火災影響による三フッ化窒素の減産があったものの、半導体用特殊ガス(KSG-14等)の販売増や価格修正効果でカバー。ただし、原材料高や減価償却費増により営業利益は21.24億円(15.3%減)と苦戦しています。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 467.1億円 | +0.2% | 466.2億円 |
| 営業利益 | 26.1億円 | +0.1% | 26.1億円 |
| 経常利益 | 35.1億円 | +13.9% | 30.8億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 17.2億円 | -7.8% | 18.7億円 |
| 包括利益 | 32.5億円 | +81.3% | 17.9億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 30.04円 | — | 32.53円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1282.8億円 | 1236.2億円 |
| 純資産 | 697.2億円 | 676.2億円 |
| 自己資本比率 | 53.0% | 53.4% |
| 自己資本 | 679.9億円 | 659.6億円 |
| 1株当たり純資産 | 1,185.41円 | 1,147.96円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 665.0億円 | +6.7% |
| 営業利益 | 45.0億円 | +5.3% |
| 経常利益 | 53.0億円 | +17.6% |
| 当期純利益 | 27.0億円 | -16.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 47.03円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 8円 | 9円 |
| 期末 | 9円 | 9円 予想 |
| 年間合計 | 17円 | 18円 予想 |