株式会社メディカルシステムネットワークは、地域薬局(「なの花薬局」ブランド等)の運営を核に、薬局経営を支援する「医薬品ネットワーク事業」を全国展開する企業です。主な事業は、調剤薬局の運営、加盟店に対する医薬品の価格交渉・決済代行・在庫管理システムの提供、後発医薬品の製造販売(フェルゼンファーマ)、およびサービス付き高齢者向け住宅(「ウィステリア」シリーズ)の運営、給食受託事業など多岐にわたります。医薬品卸会社と多数の独立系薬局を繋ぐプラットフォーム(加盟件数11,003件)が強みであり、特定の製薬会社や卸に依存しない独立した立場を維持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
2.6%
≧10%が優良
ROA
4.5%
≧5%が優良
ROE
8.0%
≧10%が優良
ROIC
3.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-17.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-30.2%
≧10%が優良
3行解説
- 増収を確保するも、薬剤仕入価格の上昇や人件費増、前期の感染症流行の反動による処方箋枚数減が響き、営業利益は17.7%減の31億円、純利益は32.2%減の12億円と大幅な減益。
- 「第6次中期経営計画」の目標達成が困難であることを公表し、2025年秋頃に向けて新たな長期ビジョンを策定中であり、経営戦略の転換期にある。
- 営業キャッシュフローは44億円の黒字を維持しているが、のれんや店舗資産などで合計7.5億円の減損損失を計上しており、収益性の低下と資産の毀損が懸念材料。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.4億円 / 予想: 34.0億円
-6.2%
売上高
実績: 311.0億円 / 予想: 1255.0億円
+5.7%
2Q
営業利益
実績: 12.9億円 / 予想: 34.0億円
+25.2%
売上高
実績: 638.6億円 / 予想: 1255.0億円
+6.9%
3Q
営業利益
実績: 23.7億円 / 予想: 34.0億円
-7.8%
売上高
実績: 986.8億円 / 予想: 1255.0億円
+7.4%
通期
営業利益
実績: 33.1億円 / 予想: 未開示
+5.0%
売上高
実績: 1321.9億円 / 予想: 未開示
+8.0%
3行解説
- 2026年3月期決算は、主力事業の拡大により売上高1,321億86百万円(前年同期比8.0%増)と増収を確保した一方、人件費増などが響き純利益は10億70百万円(同15.2%減)の減益となった。
- 営業キャッシュ・フローが34億41百万円の赤字へ急落。調剤債権流動化の一時停止に伴う売上債権の84億36百万円もの大幅な増加が資金繰りを圧迫している。
- 次期2027年3月期は、データ基盤統合などの中期計画に向けた先行投資を優先し、営業利益30億円(同9.4%減)とさらなる減益を見込む慎重な計画を提示した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | +5.0% | -1.7% | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | -7.8% | +0.9% | -0.1% | +0.9% | +7.0% |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | +25.2% | +0.4% | -2.2% | -1.1% | -3.0% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -6.2% | -2.2% | -5.9% | -4.6% | -9.9% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | -17.7% | -0.7% | -9.1% | -7.8% | +1.3% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | -16.2% | +1.0% | +3.0% | +2.9% | +13.9% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)