日華化学株式会社は、界面活性剤の製造・販売を中核とする化学メーカーです。事業は主に「化学品事業」と「化粧品事業」の2本の柱で構成されています。
- 化学品事業: 繊維加工用薬剤(主力の撥水剤等)、電子材料関連、クリーニング・メディカル用薬剤などを展開。
- 化粧品事業: 「デミ コスメティクス」「イーラル」ブランドを展開し、美容室向けのヘアケア・ヘアカラー剤等を提供。
- 競合環境・顧客: 海外売上高比率が約50%に達し、世界14拠点を持つグローバル企業です。繊維業界や美容業界が主要顧客ですが、近年は半導体等の「先端材料(Digital)」領域へ注力し、高付加価値化を進めています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
6.9%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
6.4%
≧10%が優良
ROIC
4.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
9.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-13.7%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は557.05億円と過去最高を更新。主力2事業ともに好調でセグメント利益も過去最高となったが、税金費用の増加等で親会社株主純利益は前期比13.4%減の23.84億円に留まった。
- 新中期経営計画「INNOVATION30」を策定し、総額約195億円を投じる「福井スマートファクトリー」などの大規模投資を開始。これに伴い固定資産と有利子負債が急増している。
- 配当方針をDOE(自己資本配当率)3.0%目安へと拡充。年間配当は60円(前期52円)に増配し、株主還元姿勢を強めているが、先行投資によるキャッシュフローの赤字が当面の懸念材料。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-30 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 11.6億円 / 予想: 42.0億円
+35.4%
売上高
実績: 150.2億円 / 予想: 585.0億円
+13.8%
3行解説
- 化学品事業が中国や南西アジアでの高付加価値製品の伸長により、第1四半期として売上高・利益ともに過去最高を更新する強い勢いを見せました。
- 化粧品事業は国内の物価上昇や韓国市場の市況悪化、戦略的コスト増の影響を受け、売上横ばいながらも大幅な減益(前年同期比28.5%減)となりました。
- 全連結業績では、化学品事業の牽引により営業利益が前年同期比35.4%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が同214.0%増と大幅な増益を達成しました。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年12月期 第1四半期 | +35.4% | +13.3% | +11.6% | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +9.3% | +6.8% | +14.6% | +13.8% | — |
| 2025-10-31 | 2025年12月期 第3四半期 | +15.7% | -1.9% | +2.2% | +7.9% | +2.7% |
| 2025-07-31 | 2025年12月期 第2四半期 | +19.0% | -3.5% | -0.8% | +0.3% | +5.3% |
| 2025-05-01 | 2025年12月期 第1四半期 | +45.6% | -2.7% | -4.0% | -6.4% | -12.9% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +72.6% | +4.0% | +8.2% | +12.4% | +22.7% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第112期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第111期(2024/01/01-2024/12/31)