リンカーズ株式会社は、ものづくり産業向けにビジネスマッチングプラットフォームを運営する企業です。技術課題を抱える発注企業と解決策を持つ企業を結びつける「Linkers Sourcing」や、金融機関・事業会社向けのSaaS型システム「LFB(Linkers for BANK/Business)」、技術動向を調査する「Linkers Research」を展開しています。主要顧客は国内の大手製造業や地方銀行などです。競合環境については、マッチング事業の参入障壁は比較的低いものの、全国の「産業コーディネーター」ネットワークと独自の法人データベース(約2万社)が同社の強みとなっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-07 期末、2025-10-23 提出)収益性
営業利益率
-33.7%
≧10%が優良
ROA
-33.6%
≧5%が優良
ROE
-49.0%
≧10%が優良
ROIC
-28.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
—
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 第14期より連結決算へ移行し、売上高13.6億円を計上したが、先行投資による人件費増やソフトウェアの減損(1.17億円)により5.48億円の最終赤字。
- SaaS型システム「LFB」の導入機関数が累計50機関に達しストック収益が拡大する一方、リサーチ事業は生成AIの普及に伴うコモディティ化の影響で受注が低迷。
- 自己資本比率は82.0%と高い財務健全性を維持しているが、営業キャッシュ・フローは2.27億円のマイナスであり、事業単体でのキャッシュ創出が急務。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-07 第2四半期 、2026-03-16 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.2億円 / 予想: -3.7億円
-45.6%
売上高
実績: 2.9億円 / 予想: 16.6億円
-5.0%
2Q
営業利益
実績: -4.0億円 / 予想: -3.7億円
-41.6%
売上高
実績: 6.4億円 / 予想: 16.6億円
+5.9%
3行解説
- 売上高は前年同期比5.9%増の6.44億円と増収を確保したものの、営業損失は3.95億円(前年同期は2.79億円の赤字)へと赤字幅が大幅に拡大。
- 主力のビジネスマッチング事業が停滞(売上2.4%減)する一方、生成AI需要等を取り込んだリサーチ事業は34.3%増と急成長し、明暗が分かれた。
- 前代表取締役の逮捕・辞任という不祥事が発生。業績面でも通期の営業損失予想を中間期時点で既に上回るなど、極めて厳しい着地。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-16 | 2026年7月期 第2四半期 | -41.6% | +2.7% | +1.0% | — | — |
| 2025-12-12 | 2026年7月期 第1四半期 | -45.6% | -2.0% | +18.7% | -0.9% | -17.4% |
| 2025-09-12 | 2025年7月期 通期 | — | -3.3% | -1.0% | +8.8% | -22.2% |
| 2025-06-12 | 2025年7月期 第3四半期 | — | -1.5% | -2.4% | +5.1% | +1.0% |
| 2025-03-14 | 2025年7月期 第2四半期 | — | -2.5% | -2.7% | -0.3% | -6.5% |
有価証券報告書
2025-10-23 有価証券報告書-第14期(2024/08/01-2025/07/31)