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石塚硝子 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

石塚硝子株式会社は、200年以上の歴史を持つガラス製造を源流とする総合容器メーカーです。ガラスびん、ガラス食器、セラミックス製品、プラスチック製品、紙容器といった多岐にわたる素材と製品を手がけ、国内外の顧客に幅広いソリューションを提供しています。

ビジネスモデルは、主にBtoB向けの包装容器(飲料・食品・酒類用など)と機能材料(抗菌剤、特殊ガラス)、そしてBtoC向けのハウスウェア(自社ブランドのガラス食器、陶磁器)の製造・販売を核としています。近年では、PETボトルのリサイクル事業やパウチ飲料の受託充填といった環境対応型・新規領域の事業にも注力し、持続可能な社会への貢献と新たな成長を追求しています。顧客の多様なニーズに対応するための研究開発にも積極的で、技術力とブランド力を活かした高付加価値製品の提供に特徴があります。

主要な製品・サービスと収益構造(2026年3月期 連結販売実績ベース):

  • 包装容器関連(ガラスびん、紙容器、プラスチック容器): 飲料・食品・酒類用の容器、PETボトル用プリフォーム、充填機械の販売・メンテナンスなど。
    • 売上高約363億円(連結販売実績総額の約61%)
  • ハウスウェア関連: ガラス食器(「アデリアグラス」「津軽びいどろ」)、陶磁器(「NARUMIボーンチャイナ」)の製造・販売。
    • 売上高約132億円(連結販売実績総額の約22%)
  • 産業マテリアル関連: 抗菌剤、特殊ガラス、調理器具用トップガラス等の製造・販売。
    • 売上高約47億円(連結販売実績総額の約8%)
  • その他事業: パウチ飲料受託充填事業など。
    • 売上高約53億円(連結販売実績総額の約9%)

2. 要点(3行)

石塚硝子は、ガラス、プラスチック、紙、セラミックスを扱う総合容器メーカーとして、多角的な事業と技術力を有しています。既存事業の強化と新規事業の開拓を通じた成長、およびCO2排出量削減などのサステナビリティ課題への対応を経営の重点としています。政策保有株式の含み益や不動産、多様な技術力といった隠れた資産も持ち合わせています。

3. 経営者の質

  • 代表取締役の氏名・略歴: 代表取締役社長執行役員は石塚久継氏。1965年4月2日生まれ。富士銀行での経験を経て当社に入社し、ガラスびんカンパニー社長、取締役副社長、代表取締役社長を歴任しています。また、PETボトルリサイクル事業を担う遠東石塚グリーンペット株式会社や、プラスチック容器事業の日本パリソン株式会社の代表取締役会長も兼任しており、ガラスからプラスチック、紙容器に至るまで、多岐にわたる事業現場とグループ会社の経営に深く関わってきた豊富な経験を有しています。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
売上高 693.8億円 567.5億円 578.8億円 559.9億円 595.1億円
経常利益又は経常損失(△) 27.9億円 23.2億円 53.6億円 37.1億円 38.8億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 22.5億円 2.5億円 47.1億円 30.9億円 26.2億円
包括利益 22.3億円 1.0億円 61.2億円 32.3億円 43.2億円
純資産額 288.6億円 287.5億円 323.5億円 353.3億円 392.9億円
総資産額 821.0億円 865.4億円 921.1億円 1004.2億円 1000.0億円
1株当たり純資産額 6,031.64円/株 5,997.88円/株 7,418.27円/株 8,104.29円/株 9,058.73円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 538.49円/株 60.26円/株 1,129.21円/株 739.09円/株 624.02円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 30.8% 29.0% 33.6% 33.8% 37.8%
自己資本利益率 9.3% 1.0% 16.8% 9.5% 7.3%
株価収益率 375.0% 2433.0% 245.0% 332.0% 540.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 40.9億円 20.9億円 57.0億円 71.7億円 83.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -5.5億円 -55.9億円 -85.0億円 -85.6億円 -44.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -18.7億円 41.4億円 4.6億円 23.8億円 -57.5億円
現金及び現金同等物の残高 53.3億円 60.7億円 37.8億円 48.7億円 29.4億円
従業員数 201800.0% 186700.0% 183900.0% 181600.0% 188000.0%
平均臨時雇用人員 48200.0% 50600.0% 49800.0% 53600.0% 64800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 480.1億円 460.8億円
固定資産 523.2億円 538.5億円
繰延資産 0.8億円 0.6億円
資産 1004.2億円 1000.0億円
負債の部
流動負債 275.5億円 260.1億円
固定負債 375.3億円 346.9億円
負債 650.9億円 607.0億円
純資産の部
株主資本 250.6億円 273.9億円
評価・換算差額等 88.5億円 103.8億円
非支配株主持分 14.2億円 15.2億円
純資産 353.3億円 392.9億円
負債純資産 1004.2億円 1000.0億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 559.9億円 595.1億円
売上原価 411.7億円 440.4億円
売上総利益又は売上総損失(△) 148.3億円 154.7億円
販売費及び一般管理費 109.8億円 113.1億円
営業利益又は営業損失(△) 38.5億円 41.6億円
営業外収益 10.1億円 7.4億円
営業外費用 11.5億円 10.2億円
経常利益又は経常損失(△) 37.1億円 38.8億円
特別利益 2.2億円 1.4億円
特別損失 2.2億円 2.2億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 37.1億円 38.0億円
法人税、住民税及び事業税 7.2億円 8.1億円
法人税等調整額 -1.3億円 2.7億円
法人税等 5.9億円 10.8億円
当期純利益又は当期純損失(△) 31.2億円 27.1億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.4億円 0.9億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 30.9億円 26.2億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 71.7億円 83.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -85.6億円 -44.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 23.8億円 -57.5億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 1.0億円 -0.7億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 10.8億円 -19.3億円
現金及び現金同等物の残高 48.7億円 29.4億円
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 0.1億円
現金及び現金同等物の残高 48.7億円 29.4億円