ELEMENTS 事業分析

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有価証券報告書(2024-11 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社ELEMENTSは、「IoP(Internet of Persons)」という世界観のもと、個人認証、個人最適化、個人情報管理の3つのソリューションを提供するテクノロジー企業です。主力サービスは、オンライン本人確認サービス**「LIQUID eKYC」**であり、2025年1月末時点で累計本人確認件数6,000万回超、国内eKYC市場で5年連続シェアNo.1(※1)を誇ります。 主要顧客はKDDI、NTTドコモ、ゆうちょ銀行、三菱UFJ信託銀行などの大手企業であり、金融・通信業界を中心に導入が進んでいます。競合環境としては、生体認証技術の精度や離脱率の低さ(ユーザビリティ)で差別化を図っていますが、市場拡大に伴い、優れた技術を持つ競合他社の参入リスクを抱えています。

(※1)ITR Market View: アイデンティティ・アクセス管理 / 個人認証型セキュリティ市場 2024

2. 要点(3行)

  • 初の営業黒字化達成: 主力のeKYC事業が伸長し、売上高25.46億円(前期比31.2%増)、営業損益は5,791万円の黒字(前期は2.97億円の赤字)へと転換した。
  • 積極的なM&A戦略: 2024年2月にアドメディカを子会社化したほか、2025年3月にはSMFG傘下のポラリファイ取得を予定しており、シェア拡大と領域多角化を加速させている。
  • 財務基盤の改善とリスク: 自己資本比率が42.8%(前期24.4%)まで向上した一方、eKYCへの売上依存度が約6割と高く、制度変更や競合激化が将来CFの最大懸念点となる。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は25.45億円(前期比31.2%増)と高い成長を維持しました。特筆すべきは、設立以来初の営業黒字(5,791万円)およびEBITDA(3.43億円)のプラス化を達成した点です。

  • 増益理由: eKYCの利用件数増加に伴う増収に加え、個人認証ソリューションの売上原価が減少(3.62億円、前期比17.8%減)したことで、売上総利益が21.83億円(同45.6%増)と大幅に改善しました。

続きで読める項目(スタンダードプラン以上)

  • 🔒 業績・収益性のトレンド
  • 🔒 事業セグメント別の明暗
  • 🔒 成長戦略の具体性と進捗
  • 🔒 重大なリスク
  • 🔒 株主還元姿勢
  • 🔒 キャッシュフローの質
  • 🔒 資産の健全性
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市場ポジション

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  • 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
  • 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2020年11月期2021年11月期2022年11月期2023年11月期2024年11月期
連結経営指標等
売上高 9.5億円 13.6億円 16.5億円 19.4億円 25.5億円
経常利益又は経常損失(△) -9.4億円 -7.0億円 -6.0億円 -3.6億円 -0.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -8.0億円 -5.7億円 -5.6億円 -3.4億円 -1.3億円
包括利益 -9.4億円 -7.2億円 -6.7億円 -3.7億円 -0.8億円
純資産額 19.9億円 12.7億円 6.8億円 10.2億円 26.1億円
総資産額 28.6億円 26.1億円 23.5億円 36.3億円 49.2億円
1株当たり純資産額 -198.9円/株 -241.74円/株 21.13円/株 40.26円/株 85.95円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) -60.53円/株 -42.84円/株 -39.47円/株 -16.07円/株 -5.66円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 54.7% 38.1% 18.0% 24.4% 42.8%
自己資本利益率
株価収益率
営業活動によるキャッシュ・フロー -8.6億円 -7.6億円 -5.7億円 -3.4億円 2.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 2.6億円 -0.1億円 -0.1億円 -6.8億円 -8.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 2.9億円 4.8億円 3.7億円 17.0億円 6.2億円
現金及び現金同等物の残高 26.0億円 23.0億円 20.6億円 27.4億円 27.5億円
従業員数 5900.0% 6000.0% 6300.0% 6200.0% 8700.0%
平均臨時雇用人員 1700.0% 2200.0% 1700.0% 400.0% 400.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 32.0億円 32.1億円
固定資産 4.1億円 17.1億円
繰延資産 0.2億円
資産 36.3億円 49.2億円
負債の部
流動負債 8.8億円 7.1億円
固定負債 17.3億円 16.0億円
負債 26.1億円 23.1億円
純資産の部
株主資本 8.8億円 21.1億円
新株予約権 1.3億円 1.9億円
非支配株主持分 3.2億円
純資産 10.2億円 26.1億円
負債純資産 36.3億円 49.2億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 19.4億円 25.5億円
売上原価 4.4億円 3.6億円
売上総利益又は売上総損失(△) 15.0億円 21.8億円
販売費及び一般管理費 18.0億円 21.3億円
営業利益又は営業損失(△) -3.0億円 0.6億円
営業外収益 0.1億円 0.0億円
営業外費用 0.7億円 0.9億円
経常利益又は経常損失(△) -3.6億円 -0.3億円
特別利益 0.0億円 0.0億円
特別損失 0.1億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -3.7億円 -0.3億円
法人税、住民税及び事業税 0.0億円 0.7億円
法人税等調整額 0.0億円 -0.1億円
法人税等 0.0億円 0.6億円
当期純利益又は当期純損失(△) -3.7億円 -0.8億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) -0.3億円 0.5億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -3.4億円 -1.3億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー -3.4億円 2.2億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -6.8億円 -8.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 17.0億円 6.2億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 6.8億円 0.0億円
現金及び現金同等物の残高 27.4億円 27.5億円
現金及び現金同等物の残高 27.4億円 27.5億円