短信要約
1. 要点(3行)
- 実質的な稼ぐ力の向上: 営業利益は前期比6.7%減の394億円となったが、一過性要因を除いた「調整後営業利益」は8.7%増の439億円と増益を確保し、構造的な収益力は改善。
- 強弱が分かれるセグメント: 自動車・産業機械部品事業が航空機・北米向け需要で利益倍増(前期比98.2%増)と躍進した一方、主力の特殊鋼鋼材は中国市場の不振や産業機械需要の低迷で減益。
- 先行き不透明感による予想非開示: 2026年3月期の通期予想を「合理的算定が困難」として非開示とし、上期(第2四半期累計)のみ31.5%の営業減益予想を発表。慎重な姿勢が目立つ。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期の連結業績は以下の通りです。
- 売上収益: 5,749億円(前期比0.6%減)
- 営業利益: 394億円(前期比6.7%減)
- 税引前利益: 426億円(前期比5.4%減)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益: 283億円(前期比7.3%減)
【進捗と勢いの変化】 通期決算のため進捗率は100%ですが、前期に計上した資産売却益(イオンモール熱田の信託受益権売却益 72.3億円)の剥落が表面上の減益要因です。これを除外した「調整後営業利益」で見ると、販売価格への反映やコスト削減により勢いは維持されています。ただし、2026年3月期上期の営業利益予想(125億円)は、前年同期比で31.5%減と急ブレーキがかかる見通しです。
3. セグメント別のモメンタム
- 特殊鋼鋼材(減速): 売上収益 2,101億円(前期比3.9%減)、営業利益 120億円(同11.9%減)。中国での日系自動車販売不振と産業機械の在庫調整が直撃しています。
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今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5749.4億円 | -0.6% | 5785.6億円 |
| 営業利益 | 394.1億円 | -6.7% | 422.5億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 100円 | 21円 |
| 期末 | 26円 | 26円 |