オーエスジー株式会社(OSG)は、タップ、エンドミル、ドリルを中心とした精密切削工具および転造工具、測定工具、工作機械の製造・販売を主業とするグローバルメーカーです。特にねじ切り工具である「タップ」においては世界トップクラスのシェアを誇ります。主要顧客は自動車、航空機、電子部品、医療機器など広範な製造業に及びます。競合環境としては、サンドビック(スウェーデン)やイスカル(イスラエル)などの海外メガサプライヤーに加え、国内では三菱マテリアルや京セラなどが挙げられますが、タップや転造工具といった特定分野で極めて高い専門性とブランド力を有しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-11 期末、2026-02-19 提出)収益性
営業利益率
12.7%
≧10%が優良
ROA
7.7%
≧5%が優良
ROE
7.7%
≧10%が優良
ROIC
6.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.7%
≧10%が優良
EPS成長率
15.6%
≧10%が優良
3行解説
- 第113期は売上高1,606億円(前期比3.3%増)と過去最高を更新し、日本とアジアの好調が欧米の停滞を補完する形で増収増益を達成した。
- 新たな中期経営計画「Beyond the Limit 2027」を策定し、2027年度にROE 10%超、営業利益率16%超という資本効率改善に向けた野心的な目標を掲げた。
- 総還元性向の高さが顕著であり、1株当たり配当を前期の60円から88円へ大幅増配(記念配当含む)したほか、50億円規模の自社株買いを機動的に実施している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-11 第1四半期 、2026-04-10 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 61.3億円 / 予想: 220.0億円
+57.9%
売上高
実績: 426.3億円 / 予想: 1650.0億円
+12.8%
3行解説
- 第1四半期は売上高12.8%増、純利益93.2%増と大幅な増収増益で着地し、前年同期の減益基調から急回復。
- 全地域セグメントで増収増益を達成し、特に米国の好調と欧州・アジアでの為替換算影響が業績を大きく押し上げた。
- 海外売上高比率は70.8%(前年同期67.3%)へ上昇し、ポルトガルの企業を連結子会社化するなど海外展開を加速。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-10 | 2026年11月期 第1四半期 | +57.9% | +2.8% | +10.7% | — | — |
| 2026-01-08 | 2025年11月期 通期 | +7.7% | +2.3% | +3.1% | +9.0% | +8.1% |
| 2025-10-09 | 2025年11月期 第3四半期 | -4.8% | +1.0% | +0.6% | -1.2% | -0.5% |
| 2025-07-10 | 2025年11月期 第2四半期 | -2.9% | +0.8% | +5.3% | +8.3% | +6.2% |
| 2025-04-10 | 2025年11月期 第1四半期 | -5.3% | -3.9% | -0.7% | -3.4% | -7.7% |
| 2025-01-09 | 2024年11月期 通期 | -4.7% | +0.3% | -7.9% | -6.8% | -3.4% |
有価証券報告書
2026-02-19 有価証券報告書-第113期(2024/12/01-2025/11/30)
2025-02-21 有価証券報告書-第112期(2023/12/01-2024/11/30)