企業解説
1. 企業概要
株式会社アドテック プラズマ テクノロジーは、半導体・液晶製造工程のプラズマ発生源となる「高周波電源」および「マッチングユニット(整合器)」を主力とする研究開発型企業です。
- 主要製品: プラズマ用高周波電源、インピーダンス整合装置、直流電源(医療・環境・研究用)。
- 主要顧客: 北京E-Town(売上比率13.2%)、ASM Front-End Manufacturing(同12.7%)など、海外の半導体製造装置メーカーが中心。
- 競合環境: 高度なプラズマ制御技術が参入障壁となっており、ニッチトップの地位を確立していますが、市場ではグローバルな装置メーカーの内製化や米欧の競合他社と争っています。
2. 要点(3行)
- 増収増益とROE向上: AI関連需要が牽引し、売上高126.8億円(前年比12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益20.0億円(同65.3%増)の大幅増益。ROEは15.9%と高水準。
- キャッシュフローと資産効率の改善: 営業CFは33.6億円と純利益を大きく上回り、懸念されていた棚卸資産も約12.8億円削減。資金繰りの安全性と効率性が飛躍的に向上した。
- 事業ポートフォリオの再編: 営業赤字だった医療分野の子会社を関連会社化し(持分変動益6.9億円計上)、不採算部門の切り離しと成長分野への集中を鮮明に。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高・利益: 2025年8月期は売上高126.8億円(前期比12.2%増)、経常利益18.9億円(同17.7%増)を達成。生成AI向け高性能半導体の需要拡大が追い風となりました。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年08月期 | 2022年08月期 | 2023年08月期 | 2024年08月期 | 2025年08月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 80.0億円 | 123.4億円 | 125.0億円 | 113.0億円 | 126.8億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 11.6億円 | 30.5億円 | 22.9億円 | 16.1億円 | 19.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 8.8億円 | 21.7億円 | 16.8億円 | 12.1億円 | 20.1億円 |
| 包括利益 | 9.3億円 | 26.6億円 | 18.9億円 | 14.6億円 | 12.5億円 |
| 純資産額 | 68.4億円 | 91.5億円 | 108.7億円 | 121.0億円 | 131.8億円 |
| 総資産額 | 129.1億円 | 208.3億円 | 272.5億円 | 266.5億円 | 272.2億円 |
| 1株当たり純資産額 | 795.56円/株 | 1,066.53円/株 | 1,266.37円/株 | 1,414.15円/株 | 1,538.55円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 101.96円/株 | 253.56円/株 | 195.66円/株 | 141.83円/株 | 234.4円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 52.9% | 43.9% | 39.9% | 45.4% | 48.4% |
| 自己資本利益率 | 13.6% | 27.2% | 16.8% | 10.6% | 15.9% |
| 株価収益率 | 1650.0% | 680.0% | 860.0% | 1350.0% | 540.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -1.9億円 | -15.8億円 | -15.0億円 | 30.3億円 | 33.6億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -2.3億円 | -17.1億円 | -19.4億円 | -9.4億円 | -2.6億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 1.7億円 | 42.1億円 | 50.0億円 | -16.6億円 | -11.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 26.8億円 | 40.4億円 | 56.8億円 | 61.5億円 | 80.2億円 |
| 従業員数 | 42100.0% | 51500.0% | 48300.0% | 50600.0% | 52300.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 7700.0% | 8500.0% | 9100.0% | 9200.0% | 9900.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 205.0億円 | 212.0億円 |
| ▶ 固定資産 | 61.5億円 | 60.1億円 |
| 資産 | 266.5億円 | 272.2億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 88.1億円 | 93.1億円 |
| ▶ 固定負債 | 57.4億円 | 47.3億円 |
| 負債 | 145.5億円 | 140.3億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 112.1億円 | 130.6億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 8.8億円 | 1.2億円 |
| 非支配株主持分 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 純資産 | 121.0億円 | 131.8億円 |
| 負債純資産 | 266.5億円 | 272.2億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 113.0億円 | 126.8億円 |
| 売上原価 | 71.0億円 | 78.6億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 42.0億円 | 48.2億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 27.2億円 | 30.1億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 14.8億円 | 18.1億円 |
| ▶ 営業外収益 | 2.4億円 | 2.3億円 |
| ▶ 営業外費用 | 1.1億円 | 1.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 16.1億円 | 19.0億円 |
| ▶ 特別利益 | — | 6.9億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 16.1億円 | 25.9億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 3.3億円 | 5.4億円 |
| 法人税等調整額 | 0.7億円 | 0.5億円 |
| 法人税等 | 4.0億円 | 5.8億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 12.1億円 | 20.1億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 12.1億円 | 20.1億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 30.3億円 | 33.6億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -9.4億円 | -2.6億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -16.6億円 | -11.0億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.4億円 | -1.3億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 4.7億円 | 18.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 61.5億円 | 80.2億円 |
| 連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 | — | -0.0億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 61.5億円 | 80.2億円 |