企業解説
1. 企業概要
株式会社鈴木(以下、同社)は、長野県須坂市に本社を置く、精密プレス金型および精密モールド金型の設計・製作を核とした部品メーカーです。
- 事業内容: 金型事業、電子部品事業(コネクタ、自動車電装部品)、機械器具事業(自動機、医療機器組立)、および賃貸事業を展開。
- 主要製品: スマートフォン・車載用の精密コネクタ部品、自動車用電装部品、医療器具。
- 主要顧客: 住友電装株式会社(売上比率26.47%)、DDK (THAILAND) Ltd.(13.27%)、テルモ株式会社(8.39%)。
- 競合環境: 電子部品業界における国内外の競合他社との価格競争が激しく、顧客による内製化や海外生産シフトの影響を強く受ける環境にあります。
2. 要点(3行)
- 部品セグメントがスマートフォン・車載向けに好調で、連結売上高333.22億円(前年同期比20.2%増)、営業利益42.92億円(同27.4%増)と大幅な増収増益を達成。
- 配当方針を強化し、年間配当を前期の46円から85円(配当性向52.6%)へ大幅増配。DOE 4.0%または配当性向50%を目安とする積極的な還元姿勢に転換。
- 自己資本比率67.7%、ROE 10.3%と財務の健全性と収益性を両立しており、EV・医療分野への戦略的投資を継続しつつ、営業CFも55億円と潤沢。
3. 業績・収益性のトレンド
業績は非常に力強い拡大基調にあります。
- 収益性: 売上高333.22億円(20.2%増)、営業利益42.92億円(27.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益27.60億円(21.7%増)と、すべての段階利益で前年を大きく上回りました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年06月期 | 2022年06月期 | 2023年06月期 | 2024年06月期 | 2025年06月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 327.1億円 | 260.9億円 | 263.7億円 | 277.3億円 | 333.2億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 33.8億円 | 33.7億円 | 32.4億円 | 36.7億円 | 42.1億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 20.5億円 | 20.9億円 | 19.6億円 | 22.7億円 | 27.6億円 |
| 包括利益 | 25.2億円 | 25.6億円 | 23.9億円 | 31.4億円 | 33.4億円 |
| 純資産額 | 196.6億円 | 217.1億円 | 235.5億円 | 260.6億円 | 279.0億円 |
| 総資産額 | 288.1億円 | 322.6億円 | 344.3億円 | 370.6億円 | 397.7億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,334.07円/株 | 1,473.96円/株 | 1,598.35円/株 | 1,757.66円/株 | 1,875.64円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 142.49円/株 | 145.26円/株 | 136.22円/株 | 158.11円/株 | 192.37円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 66.7% | 65.7% | 66.6% | 68.0% | 67.7% |
| 自己資本利益率 | 10.7% | 9.9% | 8.5% | 9.0% | 10.3% |
| 株価収益率 | 685.0% | 539.0% | 692.0% | 895.0% | 916.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 48.3億円 | 41.2億円 | 38.8億円 | 54.5億円 | 55.0億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -32.1億円 | -39.5億円 | -29.8億円 | -24.8億円 | -30.9億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -4.0億円 | 7.9億円 | -5.2億円 | -13.4億円 | -19.3億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 30.8億円 | 38.6億円 | 42.1億円 | 57.2億円 | 61.6億円 |
| 従業員数 | 106200.0% | 108600.0% | 107300.0% | 108500.0% | 109100.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 14300.0% | 13900.0% | 15300.0% | 14200.0% | 12300.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 171.1億円 | 194.6億円 |
| ▶ 固定資産 | 199.6億円 | 203.1億円 |
| 資産 | 370.6億円 | 397.7億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 84.7億円 | 98.0億円 |
| ▶ 固定負債 | 25.3億円 | 20.7億円 |
| 負債 | 110.0億円 | 118.7億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 238.8億円 | 254.2億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 13.3億円 | 15.0億円 |
| 非支配株主持分 | 8.5億円 | 9.8億円 |
| 純資産 | 260.6億円 | 279.0億円 |
| 負債純資産 | 370.6億円 | 397.7億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 277.3億円 | 333.2億円 |
| 売上原価 | 220.8億円 | 264.0億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 56.5億円 | 69.3億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 22.8億円 | 26.3億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 33.7億円 | 42.9億円 |
| ▶ 営業外収益 | 3.5億円 | 0.8億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.5億円 | 1.6億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 36.7億円 | 42.1億円 |
| ▶ 特別利益 | 2.2億円 | 1.1億円 |
| ▶ 特別損失 | 1.4億円 | 0.6億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 37.6億円 | 42.6億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 10.9億円 | 11.1億円 |
| 法人税等調整額 | -0.1億円 | -0.3億円 |
| 法人税等 | 10.7億円 | 10.9億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 26.8億円 | 31.7億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 4.1億円 | 4.1億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 22.7億円 | 27.6億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 54.5億円 | 55.0億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -24.8億円 | -30.9億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -13.4億円 | -19.3億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | -1.2億円 | -0.5億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 15.1億円 | 4.3億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 57.2億円 | 61.6億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 57.2億円 | 61.6億円 |