FDK株式会社は、ニッケル水素電池、リチウム電池、アルカリ乾電池などの「電池事業」と、スイッチング電源や各種モジュールなどの「電子事業」を主軸とする電子部品メーカーです。かつては富士通グループの中核を担っていましたが、2025年3月に台湾のSILITECH TECHNOLOGY CORPORATIONがTOB(株式公開買付け)を実施し、同社の持分法適用会社となりました。主要製品であるニッケル水素電池は車載アクセサリや電源バックアップ用途に強みを持ち、グローバルに展開しています。競合環境は激しく、原材料価格の変動や技術競争、価格競争に晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
2.2%
≧10%が優良
ROA
2.8%
≧5%が優良
ROE
3.3%
≧10%が優良
ROIC
2.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
145.4%
≧10%が優良
EPS成長率
344.3%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、電池事業の好調と円安効果により売上高631.7億円、経常利益12.6億円と増収増益を達成し、期初計画を上回った。
- 筆頭株主が富士通から台湾SILITECH社へ交代し、経営体制と資本構成が激変。累積損失を一掃するための大幅な減資と剰余金の処分を発表した。
- 次世代電池への期待は高いが、主力の中期計画「R2」最終年度(2026年3月期)の業績予想を下方修正しており、収益性の維持が課題となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-28 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.1億円 / 予想: 14.0億円
-2.3%
売上高
実績: 145.3億円 / 予想: 600.0億円
-8.0%
2Q
営業利益
実績: 5.5億円 / 予想: 14.0億円
-29.6%
売上高
実績: 297.8億円 / 予想: 600.0億円
-8.8%
3Q
営業利益
実績: 10.5億円 / 予想: 14.0億円
-20.0%
売上高
実績: 443.3億円 / 予想: 600.0億円
-7.9%
3行解説
- 減収減益の着地だが想定内: 売上高は前年同期比7.9%減、営業利益は20.0%減と苦戦したが、構造改革(転進支援制度)に伴う一過性費用をこなしつつ、通期利益計画に対しては概ね圏内の進捗。
- セグメント間の明暗: リチウム電池(セキュリティ・メーター用)は堅調な一方、ニッケル水素電池の海外需要減と電子事業の液晶用モジュール撤退が重なり、トップラインを押し下げた。
- 財務基盤のクリーンアップ: 2025年9月に資本金および準備金の減少による欠損補填を実施。アルカリ乾電池設備での減損損失(2.58億円)計上など、次期中期計画に向けた負の遺産の整理が進む。
書類一覧
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短信
2026-01-28 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-10-29 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-07-29 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-23 2025-03 期末 有価証券報告書-第96期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-04-23 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-01-28 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)