短信要約
アストマックス株式会社(7162)の2026年3月期第3四半期決算に基づき、証券アナリストの視点で業績を分析・要約します。
1. 要点(3行)
- 大幅な赤字転落: 売上高(営業収益)は前年同期比4.1%増の156.7億円と微増したものの、ディーリング事業の不振や電力取引のヘッジ損失により、営業利益以下すべての段階利益で赤字に転落。
- 事業構造の激変: 稼ぎ頭だったディーリング事業を撤退に向けて縮小させる中、電力取引関連が収益の7割を占める体制へ移行。しかし、電力価格のボラティリティと会計上の評価タイミングのズレが利益を圧迫。
- 「電気・ガス業」への脱皮: 2025年10月に東証の所属業種が変更され、金融からエネルギー企業への転換を鮮明化。系統用蓄電所の稼働や地熱発電への外部出資受け入れなど、インフラ投資が加速。
2. 直近の業績と進捗率
- 営業収益: 156.72億円(前年同期比 +4.1%)
- 営業利益: △5.26億円(前年同期は3.57億円の黒字)
- 経常利益: △6.06億円(前年同期は3.98億円の黒字)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: △5.12億円(前年同期は3.49億円の黒字)
【進捗率と勢いの変化】 通期業績予想については、電力先物取引の時価評価による変動が大きく合理的算出が困難として「未定」とされています。そのため、計画に対する進捗率は算出不能です。勢いについては、前年同期の黒字から一転して大幅な赤字となっており、収益性は急激に悪化しています。特にディーリング事業の利益消失(前年同期8,200万円の益→4億円超の損失)が全体の足を大きく引っ張っています。
3. セグメント別のモメンタム
- 電力取引関連(勢い:拡大・ただし不安定): 収益は112.7億円(+24.4%)と拡大。取引量は好調ですが、電力先物ヘッジによる会計上のマイナス影響(1.02億円)や地震の影響で1.22億円のセグメント損失。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 156.7億円 | +4.1% | 150.6億円 |
| 営業利益 | -5.3億円 | — | 3.6億円 |
| 経常利益 | -6.1億円 | — | 4.0億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -5.1億円 | — | 3.5億円 |
| 包括利益 | -5.2億円 | — | 3.5億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -39.57円 | — | 28.25円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 173.6億円 | 149.6億円 |
| 純資産 | 54.7億円 | 50.4億円 |
| 自己資本比率 | 29.4% | 33.7% |
| 自己資本 | 51.0億円 | 50.4億円 |
通期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 7円 | — |
| 年間合計 | 7円 | — |