株式会社きもとは、高機能性フィルムの製造・販売を主軸とする化学メーカーです。スマートフォンや車載ディスプレイ向けの光学フィルム、半導体・バッテリー製造工程用フィルムなどの開発に強みを持ちます。近年は「デジタルツイン事業」として、GIS(地理情報システム)データ作成や3Dモデル化サービスなどの非物質的サービスにも注力しています。
- 主要製品・サービス:
- フィルム事業(タッチパネル用ハードコートフィルム、車載用成型フィルム等)
- デジタルツイン事業(3Dモデル・属性管理システム開発、データ編集等)
- 主要顧客: 光陽オリエントジャパン株式会社(売上高の17.8%を占める最大顧客)
- 競合環境: 精密塗工技術を背景とした高付加価値市場で展開していますが、米中貿易摩擦や原材料価格の変動、競合他社との価格競争がリスク要因となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-05-29 提出)収益性
営業利益率
11.9%
≧10%が優良
ROA
5.9%
≧5%が優良
ROE
5.3%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
14.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
526.2%
≧10%が優良
EPS成長率
196.6%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は前年比14.0%増、営業利益は同524.0%増と大幅な増収増益を達成し、V字回復が鮮明となった。
- 日本国内セグメントが収益を牽引し、北米セグメントの赤字も半減。EV関連や半導体向け高付加価値製品が好調。
- 自己資本比率81.7%の極めて強固な財務基盤を背景に、増配(年8円)と約3億円の自己株買いを実施し株主還元を強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 17:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.1億円 / 予想: 11.0億円
-11.8%
売上高
実績: 27.4億円 / 予想: 107.0億円
-1.0%
2Q
営業利益
実績: 8.2億円 / 予想: 11.0億円
+0.7%
売上高
実績: 55.8億円 / 予想: 107.0億円
-3.3%
3Q
営業利益
実績: 10.0億円 / 予想: 11.0億円
-15.7%
売上高
実績: 80.4億円 / 予想: 107.0億円
-7.1%
通期
営業利益
実績: 10.6億円 / 予想: 未開示
-20.6%
売上高
実績: 105.5億円 / 予想: 未開示
-6.6%
3行解説
- 2026年3月期決算は、自動車関連やバッテリー製造工程用製品の需要低迷、旧技術開発センターに係る減損損失の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益が前年同期比42.9%減と大幅な減益となった。
- 通信機器向け遮光・粘着製品や産業機器向けハードコート製品は年間を通じて収益に貢献したものの、輸送機器向けの不振を補うには至らず、売上高・各段階利益ともに前年実績を下回った。
- 2027年3月期の連結業績予想および配当予想については、中東情勢に伴う原材料コストの変動や事業環境の不確実性が高いことから「未定」とされ、先行きへの警戒感が示された。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | -20.6% | -2.2% | -13.9% | — | — |
| 2026-01-29 | 2026年3月期 第3四半期 | -15.7% | -1.0% | -7.4% | -3.3% | -5.7% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | +0.7% | -0.3% | -0.7% | +4.2% | -3.7% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | -11.8% | +0.0% | -1.2% | -0.8% | -2.8% |
| 2025-04-28 | 2025年3月期 通期 | +526.2% | +0.7% | -11.6% | -17.2% | -16.7% |
| 2025-01-30 | 2025年3月期 第3四半期 | +1718.5% | +0.1% | +1.6% | -2.2% | +5.3% |
有価証券報告書
2025-05-29 有価証券報告書-第65期(2024/04/01-2025/03/31)