ウェーブロックホールディングス株式会社は、合成樹脂(プラスチック)に繊維や紙、金属などを組み合わせた複合素材の製造・販売を行う持株会社です。事業は大きく2つのセグメントで構成されます。
- マテリアルソリューション事業: 建設資材(工事用メッシュ)、農業用ネット、日用雑貨(網戸)、食品包材などを展開。主要顧客は(株)エフピコ(売上高の10.2%)。
- アドバンストテクノロジー事業: 自動車外装用の金属調加飾フィルムや高透明二層シートなどを製造・販売。特にEV(電気自動車)向けのエンブレム用途などが主力。
競合環境としては、国内の成熟した建設・農業市場における人口減少に伴う需要減退や、海外からの廉価品の流入による価格競争の激化に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
1.6%
≧10%が優良
ROA
1.4%
≧5%が優良
ROE
3.2%
≧10%が優良
ROIC
1.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
8.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
4.6%
≧10%が優良
EPS成長率
14.0%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は価格転嫁の進展と自動車向け販売の回復により255.7億円(前年同期比8.5%増)と増収を確保。
- アドバンストテクノロジー事業がEV向け需要を捉え利益が約3倍に急伸した一方、主力のマテリアルソリューション事業はコスト増に対し価格転嫁が追いつかず減益。
- 営業キャッシュ・フローは22.3億円と純利益の約4倍に達し、売上債権の回収進展によりキャッシュ生成力と資金繰りの安全性は極めて高い。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 5.3億円 / 予想: 8.5億円
+148.6%
売上高
実績: 70.9億円 / 予想: 265.0億円
+9.1%
2Q
営業利益
実績: 5.5億円 / 予想: 5.5億円
+88.6%
売上高
実績: 131.1億円 / 予想: 260.0億円
+1.9%
3Q
営業利益
実績: 5.6億円 / 予想: 5.5億円
+59.0%
売上高
実績: 188.1億円 / 予想: 260.0億円
-1.5%
通期
営業利益
実績: 4.5億円 / 予想: 未開示
+9.9%
売上高
実績: 251.4億円 / 予想: 未開示
-1.7%
3行解説
- 営業利益は前年同期比9.9%増の4.45億円と増益を確保した一方、公開買付関連費用1.64億円の計上により親会社株主に帰属する当期純利益は42.0%減の3.02億円に留まった。
- マテリアルソリューション事業が建材や農業用資材の好調により利益率を改善させたが、アドバンストテクノロジー事業は中国での減産や北米のEV優遇策打ち切りが響き大幅な減益となった。
- 2027年3月期の通期業績予想および配当予想については、地政学リスクや原材料価格の不透明感を理由に「未定」とされ、足元での不透明感が強まっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +9.9% | — | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +59.0% | -2.9% | -11.4% | -16.5% | -21.8% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +88.6% | -2.5% | +50.6% | +62.3% | +85.0% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +148.6% | -0.5% | +6.7% | +10.6% | +12.2% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +4.7% | -1.3% | +0.4% | +0.5% | +1.7% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -25.0% | +2.5% | -7.2% | -9.7% | -10.9% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第62期(2024/04/01-2025/03/31)