株式会社ニフコは、工業用プラスチック・ファスナー(留具)の世界的メーカーです。
- 事業内容: 合成樹脂成形品事業(自動車用部品、住宅設備部品など)およびベッド・家具事業(シモンズブランド)を展開。
- 主要製品: 自動車の内外装用ファスナー、燃料系部品、ドアラッチ、エンジン部品、ならびに高級ベッド。
- 主要顧客: トヨタ、本田、日産、現代自動車、起亜自動車などの国内外主要自動車メーカー。
- 競合環境: 自動車の軽量化ニーズやxEV化に伴うプラスチック部品の需要増を背景に、高い技術開発力とグローバルな供給体制で優位性を確保していますが、国内外の成形品メーカーとの競争は激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
13.9%
≧10%が優良
ROA
12.9%
≧5%が優良
ROE
17.0%
≧10%が優良
ROIC
13.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
12.0%
≧10%が優良
EPS成長率
152.1%
≧10%が優良
3行解説
- 不採算だったドイツ系OEM事業(KTW社等)の譲渡完了により、売上高は減少したものの、営業利益率が大幅に改善し、純利益は前期比145.3%増の447億円と過去最高水準を記録。
- 総還元性向45%以上を掲げる積極的な株主還元方針に基づき、当期は約166億円の自社株買いと年間配当75円(配当性向25.6%)を実施、資本効率の改善が鮮明。
- 財務体質は極めて強固(自己資本比率72.4%)であり、営業キャッシュ・フローが純利益を上回る健全な稼ぎを維持しているが、韓国公正取引委員会の調査継続が潜在的リスク。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 130.0億円 / 予想: 495.0億円
+9.3%
売上高
実績: 855.4億円 / 予想: 3480.0億円
-0.7%
2Q
営業利益
実績: 251.3億円 / 予想: 495.0億円
+0.0%
売上高
実績: 1731.1億円 / 予想: 3480.0億円
-1.8%
3Q
営業利益
実績: 377.2億円 / 予想: 495.0億円
-0.4%
売上高
実績: 2623.3億円 / 予想: 3480.0億円
-0.6%
通期
営業利益
実績: 480.8億円 / 予想: 未開示
-2.3%
売上高
実績: 3526.5億円 / 予想: 未開示
-0.1%
3行解説
- 2026年3月期通期は、売上高が前期比0.1%減の3,526.5億円、営業利益が同2.3%減の480.7億円と微減ながら、国内自動車向けでの価格転嫁や金型売上の貢献により、期初計画を上回る着地となった。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は前期の反動もあり340.7億円(前期比23.9%減)となったが、年間配当は前期の75円から110円へと大幅に増配し、配当性向は30.4%に上昇した。
- 地域別ではインドや中国市場での生産・販売が大幅に増加した一方、米国市場は計画を大きく下回るなど、主要市場間でのモメンタムの明暗が分かれている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -2.3% | -4.5% | -9.2% | — | — |
| 2026-02-05 | 2026年3月期 第3四半期 | -0.4% | +1.1% | -2.8% | -1.1% | -7.6% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +0.0% | -2.8% | +0.4% | +2.8% | +2.8% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +9.3% | -1.5% | +1.8% | +10.0% | +12.5% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +12.0% | -0.9% | -1.7% | -7.6% | -3.7% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | +20.1% | +2.1% | +1.8% | +2.2% | +4.2% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第73期(2024/04/01-2025/03/31)