三井物産株式会社は、金属資源、エネルギー、機械・インフラ、化学品、鉄鋼製品、生活産業、次世代・機能推進の7セグメントで多角的に事業を展開する大手総合商社です。資源・エネルギー分野での強力な権益保有に加え、物流、製造、金融、デジタルを活用した価値創出まで幅広く手掛けています。主要顧客は世界中の産業界に渡り、特定の単一顧客への依存度は低いです。競合環境としては、三菱商事、伊藤忠商事等の国内大手商社との投資案件獲得競争に加え、資源メジャーやグローバルな事業投資会社との競合が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-17 提出)収益性
営業利益率
—
≧10%が優良
ROA
—
≧5%が優良
ROE
11.9%
≧10%が優良
ROIC
—
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
-13.1%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期の純利益は9,003億円(前期比15.4%減)と減益だが、営業CFは1兆175億円(同17.7%増)と1兆円を突破し、現金創出力は極めて高い。
- 豪州Rhodes Ridge鉄鉱石事業の権益取得(約8,000億円)など将来の収益基盤を強化しつつ、年間配当100円、自社株買い4,000億円と強力な株主還元を継続。
- ロシアLNG事業関連の保証債務引当金(577億円)や資産評価減を適切に処理し、リスクの顕在化に対処しつつ、ネットDER 0.44倍と財務健全性を維持している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-01 12:00 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: — / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 3.3兆円 / 予想: 未開示
-14.1%
2Q
営業利益
実績: — / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 6.8兆円 / 予想: 未開示
-7.8%
3Q
営業利益
実績: — / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 10.4兆円 / 予想: 未開示
-5.7%
通期
営業利益
実績: — / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 14.0兆円 / 予想: 未開示
-4.6%
3行解説
- 2026年3月期の親会社の所有者に帰属する当期利益は8,340億円(前年比7.4%減)と減益着地。資源価格の下落や持分法適用会社での一過性損失が響いた。
- 2027年3月期の通期利益予想は9,200億円(前期比10.3%増)と反転増益を見込む。同時に年間配当を140円(25円増配)とする強気な還元方針を提示。
- JA三井リース関連の巨額損失(約600億円)や再生可能エネルギー事業の減損など、非資源分野での一過性要因が利益を押し下げたものの、基礎的な営業CFは堅調を維持。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-01 | 2026年3月期 通期 | — | -2.3% | -8.4% | — | — |
| 2026-02-03 | 2026年3月期 第3四半期 | — | +0.8% | +1.9% | +14.5% | +25.4% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | — | +6.0% | +5.9% | +10.5% | +21.5% |
| 2025-08-01 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +0.0% | +1.5% | +5.8% | +12.1% |
| 2025-05-01 | 2025年3月期 通期 | — | -4.2% | -2.9% | -1.2% | -5.3% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -0.9% | -7.0% | -8.1% | -1.8% |
有価証券報告書
2025-06-17 有価証券報告書-第106期(2024/04/01-2025/03/31)