トレイダーズホールディングス株式会社は、個人投資家向け外国為替証拠金取引(FX)を主軸とする金融グループです。中核子会社のトレイダーズ証券が「みんなのFX」「LIGHT FX」を展開し、為替および暗号資産のデリバティブ取引サービスを提供しています。また、子会社のFleGrowth(フレグロース)が自社システムの開発・保守を担い、外部ベンダーへの依存を減らすことで高収益な収支構造を実現しています。競合環境としては、スプレッド(手数料)やスワップポイント(金利差収益)の激しい競争下にありますが、自社開発によるシステムリリースの速さを強みに差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-16 提出)収益性
営業利益率
49.4%
≧10%が優良
ROA
5.5%
≧5%が優良
ROE
28.8%
≧10%が優良
ROIC
24.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
32.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
50.4%
≧10%が優良
EPS成長率
40.2%
≧10%が優良
3行解説
- 過去最高益の更新: 顧客預り資産の拡大(1,122億円)と相場変動を捉えたトレーディング損益の増加により、7期連続の増収、純利益は前年比36.4%増の45.4億円と過去最高を記録。
- 高水準の資本効率と還元: ROE 29.0%、自己資本比率 13.8%と健全かつ高効率な経営を維持し、DOE(連結純資産配当率)4%を指標とした積極的な増配(年間32円)を実施。
- 内製化による機動力: システム開発を完全にグループ内で行う体制により、外部コストの削減と新サービスの迅速な投入を両立させ、金融セグメントの利益率向上を牽引。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 15:40 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 13.9億円 / 予想: 70.0億円
-32.1%
売上高
実績: 30.0億円 / 予想: 147.0億円
-14.1%
2Q
営業利益
実績: 24.3億円 / 予想: 70.0億円
-43.1%
売上高
実績: 58.1億円 / 予想: 147.0億円
-23.6%
3Q
営業利益
実績: 38.4億円 / 予想: 50.0億円
-31.5%
売上高
実績: 89.4億円 / 予想: 120.0億円
-14.6%
通期
営業利益
実績: 61.6億円 / 予想: 未開示
-7.1%
売上高
実績: 131.4億円 / 予想: 未開示
-1.2%
3行解説
- 2026年3月期は、顧客基盤が拡大し預かり資産が前期比210億円増加したものの、広告宣伝やシステム投資の先行費用が嵩み、営業利益は前期比7.1%減の61.6億円となった。
- 次期(2027年3月期)は、MT5への移行完了に伴うシステムトレードの成長や預かり資産目標の上方修正(1,450億円から1,500億円へ)を背景に、営業収益18.8%増、営業利益13.6%増の二桁成長を計画。
- 株主還元を強化しており、2026年3月期の年間配当を40円(前期比8円増)に引き上げたほか、次期は45円へのさらなる増配を予想している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | -7.1% | -2.3% | +7.2% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -31.5% | -2.2% | -0.5% | +4.0% | +4.0% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -43.1% | -3.7% | -3.9% | -0.6% | +0.1% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -32.1% | -0.4% | -22.9% | -20.5% | -28.7% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +50.4% | -1.1% | +1.4% | +17.0% | +15.2% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +48.9% | -3.0% | -12.2% | -6.6% | -8.1% |
有価証券報告書
2025-06-16 有価証券報告書-第26期(2024/04/01-2025/03/31)