短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅増収も利益面で苦戦: 豪州の大手ディーラーグループAutopact等の買収により売上高は前年同期比236.5%増と爆発的に拡大したが、営業外での支払利息急増により経常利益は36.3%減と大幅な減益に。
- ニュージーランド(NZ)市場の不振: 主力市場であったNZの中古車輸入市場が、規制緩和待ちの買い控えや景気減速により「コロナ禍初年度を下回る」水準まで落ち込み、既存の輸出入・検査事業が大きく減速。
- M&A依存の成長モデルと財務負担: 買収による小売・卸売セグメントが収益の柱となったが、のれん償却費(18.4億円)と多額の借入金利息(36.5億円)がボトムラインを圧迫する構造。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期第3四半期(累計)の着地は以下の通りです。
- 売上高: 2,031億48百万円(前年同期比 +236.5%)
- 営業利益: 60億68百万円(同 +38.7%)
- 経常利益: 21億76百万円(同 △36.3%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 5億2百万円(同 △77.1%)
通期計画(修正後)に対する進捗率分析:
- 売上高:73.8%、営業利益:77.8%と、トップラインおよび本業の利益は概ね順調です。
- しかし、経常利益は68.0%、純利益は46.9%に留まります。前年同期の純利益進捗率は(通期計画値が異なるものの)実績ベースで高く、今期は買収に伴う「負の側面(利息・償却)」が想定以上に重くのしかかっています。
3. セグメント別のモメンタム
- 小売・卸売(勢い:加速): 売上高1,451億円(前年同期の23.2倍)、セグメント利益35億円(同26.0倍)。Autopact社の連結化が寄与し、現在の中核事業となっています。
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今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2031.5億円 | +236.5% | 603.7億円 |
| 営業利益 | 60.7億円 | +38.7% | 43.8億円 |
| 経常利益 | 21.8億円 | -36.3% | 34.2億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 5.0億円 | -77.1% | 22.0億円 |
| 包括利益 | 13.3億円 | -59.4% | 32.6億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 7.72円 | — | 39.21円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | 7.7円 | — | 38.94円 |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1511.2億円 | 1375.8億円 |
| 純資産 | 277.7億円 | 231.3億円 |
| 自己資本比率 | 17.3% | 14.2% |
| 自己資本 | 261.4億円 | 195.6億円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 2750.0億円 | +121.9% |
| 営業利益 | 78.0億円 | +13.2% |
| 経常利益 | 32.0億円 | -38.9% |
| 当期純利益 | 10.7億円 | -62.5% |
| 1株当たり当期純利益 | 16.25円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 30円 | 8円 |
| 期末 | 40円 | 10円 予想 |
| 年間合計 | 70円 | 18円 予想 |