短信要約
1. 要点(3行)
- 豪州での大型M&A(Autopact社等)により売上高は前年比116.9%増の2,688億円と急拡大したが、のれん償却や有利子負債利息の急増で最終利益は4.8億円の赤字に転落。
- 主力だったニュージーランド(NZ)市場が「リーマンショック以来」と言及されるほどの歴史的不況と環境規制変更に見舞われ、既存の輸出入・検査事業が大幅な減益要因となった。
- 次期よりIFRS(国際財務報告基準)を適用し、のれん償却の停止による利益押し上げと、配当指標をDOE(連結株主資本配当率)4.5%へ変更する等、株主還元への姿勢を強めている。
2. 直近の業績と進捗率
- 売上高: 2,688億円(前年同期比116.9%増)
- 営業利益: 70.4億円(同2.3%増)
- 経常利益: 11.4億円(同78.1%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: △4.8億円(前年は28.5億円の黒字)
- 分析: 通期着地は、当初計画を大きく下回る結果。特に最終利益は黒字予想から赤字転落となった。豪州M&Aによる売上貢献は絶大だが、NZ市場の急減速と買収に伴う金融コスト増(支払利息が11.2億円→50.5億円へ激増)が利益を圧迫した。
3. セグメント別のモメンタム
- 勢い(豪州事業): 新設された「小売・卸売」セグメント(Autopact社)が売上高1,922億円、利益46.5億円を稼ぎ出し、グループの新たな柱として急成長。物流セグメントもAutocare社の買収により売上高が298億円(101.4%増)と倍増。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2688.3億円 | +116.9% | 1239.3億円 |
| 営業利益 | 70.5億円 | +2.3% | 68.9億円 |
| 経常利益 | 11.4億円 | -78.1% | 52.4億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -4.8億円 | — | 28.5億円 |
| 包括利益 | -9.0億円 | — | 36.6億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -7.35円 | — | 50.89円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | 50.55円 |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 1594.7億円 | 1375.8億円 |
| 純資産 | 254.6億円 | 231.3億円 |
| 自己資本比率 | 14.9% | 14.2% |
| 自己資本 | 238.3億円 | 195.6億円 |
| 1株当たり純資産 | 349.14円 | 346.96円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | -2.2% | 15.7% |
| ROA(総資産経常利益率) | 0.8% | 5.5% |
| 売上高営業利益率 | 2.6% | 5.6% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 77.9億円 | 22.9億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -161.1億円 | -63.6億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 53.0億円 | 108.7億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 129.7億円 | 162.2億円 |
来期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 2880.0億円 | +7.1% |
| 営業利益 | 81.0億円 | +14.9% |
| 経常利益 | 38.0億円 | +231.9% |
| 当期純利益 | 11.0億円 | — |
| 1株当たり当期純利益 | 16.11円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 30円 | 8円 |
| 期末 | 40円 | 10円 |
配当性向:当期 — / 前期 34.5%
純資産配当率:当期 5.2% / 前期 5.4%