短信要約
1. 要点(3行)
- 増収減益の着地も、実態は先行投資局面: 連結売上高は前年同期比6.3%増の3,206億円と伸長したが、営業利益はM&A関連費用やFictiv Inc.の連結化に伴う先行費用により10.7%減の322億円となった。
- 通期予想の上方修正と増配を発表: Fictiv社の業績寄与や円安進行を背景に、通期売上高を80億円、営業利益を7億円上方修正。あわせて期末配当予想も1株あたり26.04円(年間44.06円)へ引き上げた。
- M&Aによる非連続成長への舵取り: 7月に買収したFictiv社の連結により、無形固定資産(のれん等)が528億円急増。デジタル製造プラットフォームの強化に向けた財務構造の大きな変化が見られる。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期累計の着地は以下の通りです。
- 売上高: 3,206億円(前年同期比 +6.3%)
- 営業利益: 322億円(同 △10.7%)
- 経常利益: 334億円(同 △14.1%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 230億円(同 △18.4%)
【通期計画に対する進捗率】 修正後の通期計画(売上高4,400億円、営業利益462億円)に対し、**売上高は72.8%、営業利益は69.8%**となっています。前年同期の進捗率(売上高69.8%、営業利益78.0% ※当時の通期予想ベース)と比較すると、売上高はFictiv社の連結効果で勢いが増している一方、利益面では買収関連コストや先行投資が重く、進捗がややスローペースとなっています。
3. セグメント別のモメンタム
- FA事業(勢い:強・利益は一時減速): 売上高1,159億円(+13.5%)。中国の通信関連需要の取り込みやFictiv社の業績寄与で売上は好調。ただし、M&A関連費用によりセグメント利益は140億円(△19.8%)と減益。
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今期累計実績
2025-04 〜 2025-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-04 〜 2024-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3206.6億円 | +6.3% | 3015.8億円 |
| 営業利益 | 322.6億円 | +10.7% | 361.5億円 |
| 経常利益 | 334.1億円 | +14.1% | 389.0億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 230.3億円 | +18.4% | 282.1億円 |
| 包括利益 | 422.8億円 | +13.3% | 373.2億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 84.48円 | — | 101.59円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | 84.31円 | — | 101.34円 |
財務状態
| 項目 | 2025-12末 | 2025-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 4381.0億円 | 4195.7億円 |
| 純資産 | 3665.1億円 | 3520.6億円 |
| 自己資本比率 | 83.0% | 83.2% |
| 自己資本 | 3637.0億円 | 3492.8億円 |
通期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 4400.0億円 | +9.5% |
| 営業利益 | 462.0億円 | +0.6% |
| 経常利益 | 473.0億円 | +5.2% |
| 当期純利益 | 339.0億円 | +7.2% |
| 1株当たり当期純利益 | 125.11円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 19.83円 | 18.02円 |
| 期末 | 23.38円 | 26.04円 予想 |
| 年間合計 | 43.21円 | 44.06円 予想 |
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