KOZOホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2024-12 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

KOZOホールディングス株式会社(旧:株式会社小僧寿し)は、持ち帰り寿し店「小僧寿し」「茶月」の運営を祖業とする企業です。2024年7月より持株会社体制へ移行し、現在は以下の3事業を軸とした「トータル・フード・プロバイダー」を標榜しています。

  • 小売事業:持ち帰り寿し、スーパーマーケットの運営。
  • 飲食事業:居酒屋「とり鉄」、メキシカン「Taco Bell」等の飲食店チェーン展開。
  • 流通事業:宅配専門店「デリズ」、業務用食材卸の「東洋商事」等。

競合環境としては、大手回転寿司チェーンやコンビニとの競争に加え、深刻な人手不足、原材料費(米・海産物)の急騰、円安による輸入コスト増に直面しており、極めて厳しい経営環境にあります。

2. 要点(3行)

  1. M&A(東洋商事等の子会社化)により売上高は181億円(前期比38.7%増)と急拡大したが、全セグメントで損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純損失は7.8億円と大幅な赤字。
  2. 自己資本比率が1.8%まで低下し、「継続企業の前提に関する重要事象等」が注記されるなど、財務状況は極めて危機的な水準にある。
  3. 第三者割当増資による新株予約権発行(マッコーリー・バンク宛)等で当座の資金を確保しているが、構造的な収益改善が見られなければ、株主価値の希薄化と倒産リスクが併存する状況。

3. 業績・収益性のトレンド

売上高は181億9百万円(前期比50億55百万円増)と大きく伸びましたが、これは主に新規連結した東洋商事等の寄与によるもので、中身は伴っていません。

  • 利益面:営業損失4.27億円(前期は2.37億円の損失)、経常損失4.59億円(前期は2.13億円の損失)と赤字幅が拡大。米価・海産物の高騰、採用コスト増が収益を圧迫しています。

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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2020年12月期2021年12月期2022年12月期2023年12月期2024年12月期
連結経営指標等
売上高 62.1億円 80.2億円 102.9億円 130.5億円 181.1億円
経常利益又は経常損失(△) 0.4億円 -0.9億円 -5.8億円 -2.1億円 -4.6億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 0.3億円 -6.2億円 -9.5億円 -3.4億円 -7.8億円
包括利益 0.3億円 -6.2億円 -9.8億円 -3.6億円 -7.6億円
純資産額 3.1億円 6.9億円 4.5億円 2.9億円 1.3億円
総資産額 16.9億円 62.0億円 32.0億円 56.3億円 60.0億円
1株当たり純資産額 0.38円/株 4.05円/株 2.17円/株 1.3円/株 0.44円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 0.25円/株 -4.31円/株 -5.48円/株 -1.66円/株 -3.44円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 0.19円/株
自己資本比率 17.9% 11.0% 13.1% 4.7% 1.8%
自己資本利益率 9.1% -126.1% -224.8% -101.5% -420.1%
株価収益率 18520.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー -0.6億円 1.3億円 -6.1億円 2.0億円 -0.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -2.3億円 7.5億円 -2.2億円 3.0億円 -1.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 1.8億円 1.3億円 0.8億円 0.5億円 3.6億円
現金及び現金同等物の残高 1.7億円 11.8億円 4.4億円 10.0億円 11.2億円
従業員数 6900.0% 25900.0% 15200.0% 35500.0% 33800.0%
平均臨時雇用人員 59400.0% 122400.0% 62800.0% 71300.0% 79300.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 34.0億円 34.9億円
固定資産 22.3億円 25.1億円
繰延資産 0.0億円 0.0億円
資産 56.3億円 60.0億円
負債の部
流動負債 35.7億円 39.9億円
固定負債 17.7億円 18.8億円
負債 53.4億円 58.7億円
純資産の部
株主資本 3.2億円 1.3億円
評価・換算差額等 -0.5億円 -0.3億円
新株予約権 0.0億円 0.0億円
非支配株主持分 0.2億円 0.2億円
純資産 2.9億円 1.3億円
負債純資産 56.3億円 60.0億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 130.5億円 181.1億円
売上原価 78.8億円 113.0億円
売上総利益又は売上総損失(△) 51.7億円 68.1億円
販売費及び一般管理費 54.1億円 72.4億円
営業利益又は営業損失(△) -2.4億円 -4.3億円
営業外収益 0.6億円 0.4億円
営業外費用 0.3億円 0.7億円
経常利益又は経常損失(△) -2.1億円 -4.6億円
特別利益 0.8億円
特別損失 1.4億円 2.6億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) -2.7億円 -7.2億円
法人税、住民税及び事業税 0.7億円 0.6億円
法人税等調整額 -0.0億円 0.0億円
法人税等 0.7億円 0.6億円
当期純利益又は当期純損失(△) -3.4億円 -7.8億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) -0.0億円 -0.0億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) -3.4億円 -7.8億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 2.0億円 -0.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 3.0億円 -1.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 0.5億円 3.6億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 0.0億円 -0.1億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 5.6億円 1.3億円
現金及び現金同等物の残高 10.0億円 11.2億円
現金及び現金同等物の残高 10.0億円 11.2億円