企業解説
1. 企業概要
ユキグニファクトリー株式会社(旧社名:株式会社雪国まいたけ)は、まいたけ、エリンギ、ぶなしめじ等のキノコ製品の生産・販売を行う「キノコ総合企業」です。
- 事業内容: 大規模工場によるキノコの量産体制を確立し、主力の「まいたけ」を中心に市場で高いシェアを誇ります。
- 主要製品: 「雪国まいたけ極」、新・白まいたけ、エリンギ、ぶなしめじ、マッシュルーム、本しめじ等。
- 主要顧客: 国内の量販店・小売店等(直接取引が強み)。
- 競合環境: 他社の増産や価格競争、また野菜市況の影響を強く受けますが、プレミアム戦略による差別化を図っています。2023年12月にはオランダのキノコ事業会社を買収し、海外市場へ本格参入しています。
2. 要点(3行)
- 野菜高騰を背景とした代替需要の取り込みと、適正な販売単価の維持により、収益(売上高)は531.39億円(前期比11.9%増)と増収を達成。
- 岡山バイオセンターにおけるマッシュルーム事業の生産不安定化により、15.99億円の減損損失を計上。これが利益を圧迫したが、親会社帰属当期利益は15.02億円(同11.3%増)を確保。
- オランダ企業の買収による海外展開の加速と、新規事業「キノコのお肉」シリーズ(2025年2月開始)による収益源の多角化を推進中。
3. 業績・収益性のトレンド
- 収益(売上高): IFRSベースで531.39億円(前期比11.9%増)。野菜の価格高騰を背景にキノコ需要が高まり、販売単価が向上。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 収益 | 513.8億円 | 470.8億円 | 422.0億円 | 474.8億円 | 531.4億円 |
| 税引前利益又は税引前損失(△) | 71.3億円 | 45.6億円 | 17.9億円 | 22.3億円 | 21.8億円 |
| 当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 | 47.4億円 | 29.9億円 | 11.8億円 | 13.5億円 | 15.0億円 |
| 当期包括利益:親会社の所有者に帰属 | 48.6億円 | 29.6億円 | 11.2億円 | 13.6億円 | 14.3億円 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 92.3億円 | 104.7億円 | 104.1億円 | 114.5億円 | 123.7億円 |
| 総資産額 | 356.4億円 | 361.0億円 | 333.0億円 | 382.6億円 | 378.7億円 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 231.34円/株 | 262.65円/株 | 261.08円/株 | 286.99円/株 | 309.98円/株 |
| 基本的1株当たり利益又は損失(△) | 119.03円/株 | 74.92円/株 | 29.63円/株 | 33.87円/株 | 37.66円/株 |
| 希薄化後1株当たり利益又は損失(△) | 119円/株 | 74.9円/株 | 29.62円/株 | 33.86円/株 | 37.65円/株 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 25.9% | 29.0% | 31.3% | 29.9% | 32.7% |
| 親会社所有者帰属持分利益率 | 67.1% | 30.3% | 11.3% | 12.4% | 12.6% |
| 株価収益率 | 1660.0% | 1520.0% | 3380.0% | 3090.0% | 2990.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 82.0億円 | 56.1億円 | 31.0億円 | 53.2億円 | 55.2億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -36.9億円 | -25.5億円 | -30.0億円 | -33.6億円 | -22.5億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -52.0億円 | -31.1億円 | -27.7億円 | -2.3億円 | -21.6億円 |
| 現金及び現金同等物 | 37.8億円 | 37.2億円 | 10.6億円 | 28.0億円 | 39.0億円 |
| 従業員数 | 110500.0% | 109400.0% | 107900.0% | 105400.0% | 106400.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 132100.0% | 119700.0% | 125200.0% | 147200.0% | 142600.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | 382.6億円 | 378.7億円 |
| ▶ 流動資産 | 106.2億円 | 115.0億円 |
| ▶ 非流動資産 | 276.4億円 | 263.7億円 |
| 資産 | 382.6億円 | 378.7億円 |
| 負債 | 266.5億円 | 253.4億円 |
| ▶ 流動負債 | 92.8億円 | 95.0億円 |
| ▶ 非流動負債 | 173.7億円 | 158.4億円 |
| 負債 | 266.5億円 | 253.4億円 |
| 資本 | 116.1億円 | 125.3億円 |
| 資本金 | 1.0億円 | 1.0億円 |
| 資本剰余金 | -60.7億円 | -60.7億円 |
| 利益剰余金 | 174.1億円 | 183.3億円 |
| 自己株式 | -0.2億円 | -0.1億円 |
| その他の資本の構成要素 | 0.3億円 | 0.1億円 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 114.5億円 | 123.7億円 |
| 非支配持分 | 1.6億円 | 1.6億円 |
| 資本 | 116.1億円 | 125.3億円 |
| 負債及び資本 | 382.6億円 | 378.7億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 収益 | ||
| 売上原価 | 358.6億円 | 394.9億円 |
| 売上総利益 | 116.1億円 | 136.5億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 88.5億円 | 95.5億円 |
| その他の収益 | 2.1億円 | 0.9億円 |
| その他の費用 | 1.8億円 | 17.7億円 |
| セグメント利益(△は損失) | 28.0億円 | 24.2億円 |
| 金融収益 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 金融費用 | 5.7億円 | 2.5億円 |
| 税引前利益(△損失) | 22.3億円 | 21.8億円 |
| 法人所得税費用 | 8.7億円 | 6.8億円 |
| 当期利益(△損失) | 13.6億円 | 15.0億円 |
| 当期利益(△損失)の帰属 | ||
| 1株当たり当期利益(△損失) | ||
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 53.2億円 | 55.2億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -33.6億円 | -22.5億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -2.3億円 | -21.6億円 |
| 現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額 | 0.0億円 | -0.0億円 |
| 換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 | 17.4億円 | 11.1億円 |
| 現金及び現金同等物 | 28.0億円 | 39.0億円 |
| 現金及び現金同等物 | 28.0億円 | 39.0億円 |