三井松島ホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2026-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

三井松島ホールディングス株式会社は、M&Aを通じて事業ポートフォリオを再構築し、現在は「生活消費財」「産業用製品」「金融その他」の3つのセグメントで多角的な事業を展開しています。主要な製品・サービスとしては、生活消費財セグメントでは伸縮ストローや事務用設備、ペットフード、プラスチック製部材、記録紙などを、産業用製品セグメントではマスクブランクス、水晶デバイス計測器、送変電用架線金具、食料品加工機械、産業用ローラーチェーンなどを提供しています。金融その他セグメントでは、事業者向け不動産担保融資、株式投資、不動産賃貸管理などを手掛けています。かつての主力事業であった石炭事業からは完全に撤退し、各事業セグメントの収益をバランスよく組み合わせることで、安定した収益基盤の構築を目指すビジネスモデルです。

2. 要点(3行)

M&Aを通じて石炭事業から生活消費財、産業用製品、金融その他へと多角化し、ニッチトップ企業への投資を軸にポートフォリオを再構築しています。経営陣は金融・M&Aの専門家で構成され、累進配当を重視する株主還元と成長投資の両立を目指す姿勢を示しています。積極的なM&A戦略が成長ドライバーとなる一方、買収後の統合リスクや外部環境変動への対応が事業運営上の課題となっています。

3. 経営者の質

代表取締役会長の串間新一郎氏は元三井銀行(現三井住友銀行)出身であり、金融機関での要職を経て当社に入社し、取締役、社長執行役員を歴任後、現職に就任しています。代表取締役社長の吉岡泰士氏はJ.P.モルガン証券、プルデンシャル生命保険、デロイトトーマツFAS、GCAといった金融・M&A関連企業での経験が豊富で、当社では海外業務部長や経営企画部長を経て現職に至っています。このように、経営陣の中核を金融およびM&Aの専門家が担っており、事業ポートフォリオの再構築と財務戦略に強みを持っています。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期2026年03月期
連結経営指標等
売上高 465.9億円 800.1億円 774.7億円 605.7億円 654.7億円
経常利益又は経常損失(△) 86.0億円 359.3億円 260.0億円 84.5億円 99.4億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 54.0億円 229.8億円 151.2億円 86.5億円 67.2億円
包括利益 58.9億円 238.7億円 169.0億円 91.5億円 103.0億円
純資産額 355.4億円 566.0億円 640.2億円 654.8億円 558.0億円
総資産額 678.4億円 950.3億円 997.4億円 1176.3億円 1279.2億円
1株当たり純資産額 544.76円/株 858.56円/株 1,064.5円/株 1,165.1円/株 1,453.23円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 82.96円/株 353.6円/株 241.85円/株 150.03円/株 148.3円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 52.2% 58.7% 63.6% 55.5% 43.5%
自己資本利益率 16.4% 50.4% 25.4% 13.4% 11.1%
株価収益率 461.0% 186.0% 241.0% 530.0% 887.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 89.1億円 262.0億円 212.9億円 45.7億円 57.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 25.7億円 -13.4億円 -116.9億円 -119.2億円 -68.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -117.5億円 -64.8億円 -227.5億円 -102.1億円 -22.7億円
現金及び現金同等物の残高 194.1億円 380.6億円 259.8億円 89.7億円 57.0億円
従業員数 130500.0% 145500.0% 177200.0% 174100.0% 174600.0%
平均臨時雇用人員 8100.0% 7900.0% 9300.0% 12800.0% 5800.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 711.8億円 743.9億円
固定資産 464.5億円 535.3億円
資産 1176.3億円 1279.2億円
負債の部
流動負債 438.4億円 494.8億円
固定負債 83.0億円 226.4億円
負債 521.5億円 721.2億円
純資産の部
株主資本 620.6億円 490.6億円
評価・換算差額等 32.8億円 65.9億円
非支配株主持分 1.4億円 1.5億円
純資産 654.8億円 558.0億円
負債純資産 1176.3億円 1279.2億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 605.7億円 654.7億円
売上原価 382.5億円 403.8億円
売上総利益又は売上総損失(△) 223.3億円 250.9億円
販売費及び一般管理費 147.1億円 155.2億円
営業利益又は営業損失(△) 76.2億円 95.7億円
営業外収益 10.9億円 7.8億円
営業外費用 2.6億円 4.0億円
経常利益又は経常損失(△) 84.5億円 99.4億円
特別利益 41.9億円 21.8億円
特別損失 8.0億円 22.9億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 118.4億円 98.3億円
法人税、住民税及び事業税 28.8億円 38.7億円
法人税等調整額 2.4億円 -7.8億円
法人税等 31.3億円 30.9億円
当期純利益又は当期純損失(△) 87.1億円 67.4億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.7億円 0.2億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 86.5億円 67.2億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 45.7億円 57.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -119.2億円 -68.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -102.1億円 -22.7億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 8.0億円 1.2億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -167.5億円 -32.3億円
現金及び現金同等物の残高 89.7億円 57.0億円
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 -2.6億円 -0.4億円
現金及び現金同等物の残高 89.7億円 57.0億円