企業解説
1. 企業概要
株式会社アズパートナーズは、首都圏を中心に「シニア事業」と「不動産事業」を展開する企業です。主力のシニア事業では、介護付きホーム「アズハイム」の運営を軸に、デイサービスやショートステイを提供しています。最大の特徴は、自社開発のIoT/ICTプラットフォーム「EGAO link」による業務効率化です。不動産事業では、介護施設の自社開発・売却(シニア開発事業)や、老朽化不動産の再生(ソリューション事業)を行っています。競合環境としては、大手介護事業者とのシェア争いがありますが、全施設が介護付きホームである点や、IT活用による高い稼働率・採用力で差別化を図っています。主要顧客は要介護高齢者およびその家族であり、介護報酬の請求先である国民健康保険団体連合会が売上の一定比率を占めます。
2. 要点(3行)
- 2025年3月期は売上高179億円(前年比4.5%増)、営業利益13億円(同62.0%増)と大幅な増益を達成し、収益性が急改善している。
- 自社開発の介護施設を投資家へ売却する「シニア開発事業」が利益を牽引し、ROEは29.24%と極めて高い水準を維持。
- 積極的な施設投資により有利子負債が93億円(総資産の43.5%)まで膨らんでおり、金利上昇局面における財務コスト増が懸念材料。
3. 業績・収益性のトレンド
売上高は179.1億円(前年比4.5%増)、営業利益は13億円(同62.0%増)、経常利益は13.5億円(同56.0%増)と、利益面で飛躍的な成長を見せました。
- ROE(自己資本利益率): 29.24%と非常に高く、効率的な経営が行われています。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 提出会社の経営指標等 | |||||
| 売上高 | 109.1億円 | 115.2億円 | 127.8億円 | 171.5億円 | 179.2億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 6.5億円 | 3.0億円 | 2.4億円 | 8.7億円 | 13.5億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 4.2億円 | 4.8億円 | 2.3億円 | 5.6億円 | 9.6億円 |
| 持分法を適用した場合の投資利益又は投資損失(△) | — | — | — | — | — |
| 資本金 | 0.4億円 | 1.2億円 | 1.2億円 | 1.2億円 | 5.9億円 |
| 発行済株式総数 | 560株 | 60,600株 | 60,600株 | 3,030,000株 | 3,576,000株 |
| 純資産額 | 15.5億円 | 16.8億円 | 18.6億円 | 23.8億円 | 41.6億円 |
| 総資産額 | 112.6億円 | 118.1億円 | 147.4億円 | 159.5億円 | 214.1億円 |
| 1株当たり純資産額 | 2,772,670.88円/株 | 555.68円/株 | 615.49円/株 | 785.49円/株 | 1,164.14円/株 |
| 1株当たり配当額、経営指標等 [タイトル項目] | |||||
| 1株当たり配当額 | 81,000円/株 | 800円/株 | 800円/株 | 38円/株 | 55円/株 |
| 1株当たり中間配当額 | — | — | — | — | — |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 741,514.19円/株 | 171.95円/株 | 75.81円/株 | 186円/株 | 269.74円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | 266.57円/株 |
| 自己資本比率 | 13.8% | 14.2% | 12.7% | 14.9% | 19.4% |
| 自己資本利益率 | 30.6% | 35.1% | 13.0% | 26.6% | 29.2% |
| 株価収益率 | — | — | — | — | 689.0% |
| 配当性向 | 10.9% | 9.3% | 21.1% | 20.4% | 20.4% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | — | -3.4億円 | -7.5億円 | 34.3億円 | 7.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | — | 9.3億円 | -7.1億円 | -14.3億円 | -46.5億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | — | -3.7億円 | 13.1億円 | -8.8億円 | 44.6億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | — | 19.3億円 | 17.8億円 | 29.0億円 | 34.9億円 |
| 従業員数 | 63900.0% | 68000.0% | 72100.0% | 81100.0% | 87900.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 81700.0% | 81200.0% | 74200.0% | 70800.0% | 68500.0% |
| 株主総利回り | — | — | — | — | — |
| 株価指数における総利回り | — | — | — | — | — |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 113.6億円 | 163.5億円 |
| ▶ 固定資産 | 45.9億円 | 50.5億円 |
| 資産 | 159.5億円 | 214.1億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 91.4億円 | 89.3億円 |
| ▶ 固定負債 | 44.3億円 | 83.1億円 |
| 負債 | 135.7億円 | 172.4億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 23.8億円 | 41.6億円 |
| 純資産 | 23.8億円 | 41.6億円 |
| 負債純資産 | 159.5億円 | 214.1億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 171.5億円 | 179.2億円 |
| 売上原価 | 140.4億円 | 140.4億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 31.1億円 | 38.7億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 23.0億円 | 25.7億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 8.1億円 | 13.1億円 |
| ▶ 営業外収益 | 1.3億円 | 1.4億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.7億円 | 1.0億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 8.7億円 | 13.5億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.0億円 | 0.0億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 8.6億円 | 13.5億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 3.7億円 | 2.9億円 |
| 法人税等調整額 | -0.7億円 | 1.0億円 |
| 法人税等 | 3.0億円 | 3.9億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 5.6億円 | 9.6億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 34.3億円 | 7.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -14.3億円 | -46.5億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -8.8億円 | 44.6億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 11.2億円 | 5.9億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 29.0億円 | 34.9億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 29.0億円 | 34.9億円 |