アストロスケールホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2025-04 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社アストロスケールホールディングスは、宇宙空間における「軌道上サービス」(スペースデブリ除去、人工衛星の寿命延長、観測・点検など)を専業とする世界初の民間企業です。

  • 事業内容・主要サービス: 故障機やデブリの観測・点検(ISSA)、既存デブリの除去(ADR)、衛星運用終了時のデブリ化防止(EOL)、衛星の寿命延長・燃料補給(LEX)の4つのサービスを展開。
  • 主要顧客: 政府機関(JAXA、英国宇宙庁等)、防衛機関(米国宇宙軍、防衛省等)、民間事業者(Eutelsat OneWeb等)。プロジェクト収益の99.0%が政府・防衛関連。
  • 競合環境: 宇宙実証(ELSA-d、ADRAS-J)に成功しており、非協力物体(位置情報を発信しないデブリ等)に対するランデブ・近傍運用(RPO)技術において、2025年6月時点で確認できる競合事業者の宇宙実証例はなく、先行優位性を維持。

2. 要点(3行)

  • 世界初のデブリ近傍観測(ADRAS-J)成功などの技術的進展の一方、売上収益は前年比13.9%減の24.57億円、当期純損失は215.52億円と大幅に拡大。
  • 2024年6月の東証グロース上場(約200億円調達)に加え、2025年5月にも約110億円の海外増資を実施。当面の研究開発資金と成長投資の枠を確保。
  • 防衛需要の顕在化が成長ドライバーとなり、JAXAや防衛省から100億円規模の大型案件を相次いで受注。受注残高は前年同期比5.4倍の296.95億円へ急増。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 売上収益: 24.57億円(前年同期28.53億円)。ADRAS-Jのプロジェクト完了や、ELSA-Mフェーズ3の終盤入りにより減収。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年04月期2022年04月期2023年04月期2024年04月期2025年04月期
連結経営指標等
売上収益 6.5億円 9.1億円 17.9億円 28.5億円 24.6億円
税引前利益又は税引前損失(△) -49.0億円 -55.6億円 -93.1億円 -92.2億円 -215.5億円
当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 -48.9億円 -54.8億円 -92.6億円 -91.8億円 -215.5億円
当期包括利益:親会社の所有者に帰属 -49.2億円 -56.6億円 -94.3億円 -105.9億円 -197.4億円
親会社の所有者に帰属する持分 72.8億円 140.9億円 148.9億円 54.0億円 61.3億円
総資産額 110.0億円 201.3億円 304.4億円 249.9億円 336.3億円
1株当たり親会社所有者帰属持分 -20,965.86円/株 172.04円/株 -379.46円/株 59.45円/株 52.13円/株
基本的1株当たり利益又は損失(△) -7,302.14円/株 -73.66円/株 -111.16円/株 -101.45円/株 -188.91円/株
希薄化後1株当たり利益又は損失(△) -7,302.14円/株 -73.66円/株 -111.16円/株 -101.45円/株 -188.91円/株
親会社所有者帰属持分比率 66.2% 70.0% 48.9% 21.6% 18.2%
親会社所有者帰属持分利益率
株価収益率
営業活動によるキャッシュ・フロー -48.8億円 -55.0億円 -80.7億円 -128.2億円 -122.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -4.1億円 -6.6億円 -16.3億円 -11.8億円 -10.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 53.9億円 137.9億円 152.3億円 41.5億円 208.2億円
現金及び現金同等物 89.4億円 168.7億円 226.8億円 142.0億円 213.0億円
従業員数 14600.0% 27600.0% 39400.0% 49400.0% 57700.0%
平均臨時雇用人員 2100.0% 2800.0% 3400.0% 3200.0% 3500.0%

貸借対照表

項目 前期当期
財政状態計算書
資産 249.9億円 336.3億円
流動資産 177.5億円 262.2億円
非流動資産 72.4億円 74.0億円
資産 249.9億円 336.3億円
負債及び資本 249.9億円 336.3億円
負債 195.9億円 275.0億円
資本 54.0億円 61.3億円
負債及び資本 249.9億円 336.3億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上収益 28.5億円 24.6億円
売上原価 51.0億円 63.4億円
売上総利益(△は損失) -22.5億円 -38.8億円
販売費及び一般管理費合計 117.0億円 191.0億円
その他の収益合計 23.9億円 42.3億円
営業利益(△は損失) -115.6億円 -187.6億円
金融収益 28.2億円 0.5億円
金融費用 4.9億円 28.4億円
税引前当期利益(△は損失) -92.2億円 -215.5億円
法人所得税費用 -0.4億円 0.0億円
当期利益(△は損失) -91.8億円 -215.5億円
当期利益(△損失)の帰属
親会社の1株当たり当期利益

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー -128.2億円 -122.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -11.8億円 -10.4億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 41.5億円 208.2億円
現金及び現金同等物の為替変動による影響 13.8億円 -4.2億円
現金及び現金同等物の増減額 -84.8億円 71.0億円
現金及び現金同等物 142.0億円 213.0億円
現金及び現金同等物 142.0億円 213.0億円