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若築建設 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

若築建設株式会社(WAKACHIKU CONSTRUCTION CO., LTD.)は、1890年に北九州市若松港の築造を目的として創業された、港湾土木(マリコン)に強みを持つ総合建設業者です。

  • 事業内容: 海上土木、陸上土木、建築を柱とする「建設事業」を主軸とし、付随する「不動産事業」を展開しています。
  • 主要製品・サービス: 浚渫(しゅんせつ)、埋立、港湾構造物の建設、オフィスビル・マンションの建築、不動産の販売・賃貸。
  • 主要顧客: 国土交通省(連結売上高の18.4%:159億円)、防衛省(同10.6%:91億円)と、官公庁案件への依存度が極めて高い構造です。
  • 競合環境: マリコン大手(五洋建設、東亜建設工業等)と競合しますが、創業の地である九州地方および東京・千葉などの都市部において強固な地盤を有しています。

2. 要点(3行)

  • 大幅な減益決算: 売上高は前期比8.9%減の864億円、親会社株主に帰属する当期純利益は27.5%減の36億円と、工事進捗の遅れやDX・人的投資による販管費増が響き、苦戦を強いられました。
  • キャッシュフローの悪化: 売上債権の増加等により営業CFが約102億円の赤字に転落し、運転資金を短期借入金(純増約99億円)で賄うなど、資金効率に課題を残す内容です。
  • 強気な株主還元方針の維持: 減益ながらも配当は126円(前期120円)に増配。純資産配当率(DOE)3.6%を下限とする方針を堅持し、株主重視の姿勢を明確にしています。

3. 業績・収益性のトレンド

  • 売上・利益: 連結売上高は864.6億円(前期比8.9%減)、経常利益は52.2億円(同32.1%減)。完成工事総利益が減少する一方で、DX投資や人的投資の拡大により販管費が75億円(同5.4%増)に増加したことが利益を圧迫しました。

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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 898.2億円 891.6億円 840.0億円 949.2億円 864.6億円
経常利益又は経常損失(△) 30.1億円 67.8億円 65.5億円 77.0億円 52.3億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 18.1億円 47.4億円 54.4億円 50.9億円 36.9億円
包括利益 31.7億円 52.3億円 53.7億円 59.7億円 42.0億円
純資産額 338.4億円 383.6億円 426.9億円 473.8億円 498.6億円
総資産額 914.7億円 814.8億円 883.3億円 907.8億円 918.9億円
1株当たり純資産額 2,563.79円/株 2,909円/株 3,240.62円/株 3,600.65円/株 3,802.84円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 142.14円/株 371.47円/株 426.78円/株 399.25円/株 289.96円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
自己資本比率 35.7% 45.5% 46.8% 50.6% 52.6%
自己資本利益率 5.7% 13.6% 13.9% 11.7% 7.8%
株価収益率 970.0% 530.0% 900.0% 900.0% 1310.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー -53.1億円 160.3億円 151.4億円 -39.6億円 -102.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -6.5億円 -14.8億円 -13.3億円 -36.1億円 -18.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 49.9億円 -127.5億円 -29.7億円 -13.8億円 64.0億円
現金及び現金同等物の残高 143.8億円 164.0億円 273.2億円 188.9億円 132.2億円
従業員数 81600.0% 83900.0% 85400.0% 87300.0% 85400.0%
平均臨時雇用人員 13200.0% 13000.0% 13200.0% 12200.0% 14500.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 703.6億円 702.5億円
固定資産 204.1億円 216.4億円
資産 907.8億円 918.9億円
負債の部
流動負債 382.1億円 378.3億円
固定負債 51.8億円 42.0億円
負債 433.9億円 420.3億円
純資産の部
株主資本 420.4億円 440.0億円
評価・換算差額等 38.9億円 43.2億円
非支配株主持分 14.5億円 15.3億円
純資産 473.8億円 498.6億円
負債純資産 907.8億円 918.9億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 949.2億円 864.6億円
売上原価 808.1億円 737.3億円
売上総利益
販売費及び一般管理費 71.3億円 75.1億円
営業利益又は営業損失(△) 69.8億円 52.2億円
営業外収益 9.7億円 2.4億円
営業外費用 2.5億円 2.3億円
経常利益又は経常損失(△) 77.0億円 52.3億円
特別利益 0.1億円 0.1億円
特別損失 0.2億円 0.0億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 76.8億円 52.3億円
法人税、住民税及び事業税 25.2億円 11.1億円
法人税等調整額 -0.1億円 3.4億円
法人税等 25.1億円 14.6億円
当期純利益又は当期純損失(△) 51.8億円 37.7億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.8億円 0.8億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 50.9億円 36.9億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー -39.6億円 -102.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -36.1億円 -18.5億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -13.8億円 64.0億円
現金及び現金同等物に係る換算差額 5.2億円 -0.1億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) -84.3億円 -56.7億円
現金及び現金同等物の残高 188.9億円 132.2億円
現金及び現金同等物の残高 188.9億円 132.2億円