日本電設工業株式会社は、JR東日本グループを筆頭顧客とする、鉄道電気工事の最大手です。主な事業は、鉄道の電車線路・発変電・信号工事を行う「鉄道電気工事」、ビルや工場の建築電気設備を手掛ける「一般電気工事」、情報通信設備工事、および「環境エネルギー工事」の4部門で構成される設備工事業です。 売上高の約51.0%(1,106億円)を東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に依存しており、強固な協力関係にある一方で、同社の設備投資動向に業績が大きく左右される環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
8.3%
≧10%が優良
ROA
6.2%
≧5%が優良
ROE
6.5%
≧10%が優良
ROIC
5.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
33.4%
≧10%が優良
EPS成長率
36.2%
≧10%が優良
3行解説
- 第83期は、連結売上高2,169億円、親会社株主に帰属する当期純利益131億円とともに過去最高を更新し、受注高も2,237億円と極めて好調に推移。
- 配当方針を「配当性向40%」を目安とする基準へ引き上げ、年間配当を前期の47円から90円へ大幅増配するなど、株主還元姿勢を明確に強化。
- 業績は好調な一方、売上債権の急増(163億円増)により営業キャッシュ・フローが43億円の赤字に転じており、資金効率の改善が今後の課題。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -8.6億円 / 予想: 176.6億円
-10.9%
売上高
実績: 302.3億円 / 予想: 2304.8億円
-8.4%
2Q
営業利益
実績: 27.2億円 / 予想: 176.6億円
+705.0%
売上高
実績: 784.2億円 / 予想: 2304.8億円
+3.7%
3Q
営業利益
実績: 98.7億円 / 予想: 222.7億円
+166.0%
売上高
実績: 1352.9億円 / 予想: 2283.7億円
+8.2%
通期
営業利益
実績: 235.6億円 / 予想: 未開示
+31.4%
売上高
実績: 2292.1億円 / 予想: 未開示
+5.7%
3行解説
- 2026年3月期の連結業績は、売上高・各段階利益ともに過去最高を更新。特に営業利益は235億円(前期比31.4%増)と大幅な増益を達成した。
- 配当を前期の90円から124円へ大幅に増額。配当性向40%を目安とする利益還元方針を堅持し、次期も127円への増配を予想している。
- 一般電気工事部門の受注高が892億円(前期比51.7%増)と急伸。データセンター建設や大都市圏の再開発需要を背景に、豊富な受注残高を確保した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +31.4% | -3.1% | -6.4% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +166.0% | -0.9% | +19.3% | +42.5% | +37.7% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +705.0% | -0.6% | +3.4% | +10.7% | +12.0% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -10.9% | +0.2% | -0.2% | -10.0% | -5.9% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +33.4% | -0.4% | +14.0% | +5.5% | +10.8% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +17.3% | +0.1% | +0.8% | +7.1% | +7.5% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第83期(2024/04/01-2025/03/31)