企業解説
1. 企業概要
中部飼料株式会社は、1949年創業の独立系配合飼料メーカー大手です。主力事業は鶏、豚、牛、および魚用の配合飼料の製造・販売を行う「飼料セグメント」であり、売上高の約9割を占めます。また、その他セグメントとして、特殊卵「ごまたまご」やブランド豚「いもぶた」などの畜水産物の販売、畜糞発酵処理機(コンポ)等の畜産用機器の製造・販売、肥料製造、保険代理業を展開しています。 競合他社には、JA全農や商社系の飼料メーカーが存在しますが、同社は独立系として自社一貫生産体制と「特性ある製品」の開発力を強みとしています。
2. 要点(3行)
- 売上高は配合飼料価格の下落や子会社の持分法移行で2,098億円(前期比10.4%減)となったが、畜産用機器の好調や利益率改善により、営業利益は42.81億円(同8.9%増)の増益を達成。
- 自己資本比率66.4%、営業キャッシュ・フローは119.92億円と大幅な黒字を維持しており、財務基盤は極めて強固。
- 配当を40円から52円へ大幅増配し、15億円規模の自社株買いを決定するなど、資本効率を意識した積極的な株主還元姿勢が鮮明。
3. 業績・収益性のトレンド
当連結会計年度の売上高は2,098.37億円(前期比10.4%減)、営業利益は42.81億円(同8.9%増)、経常利益は48.15億円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は35.03億円(同5.3%増)となりました。売上高の減少は、主原料であるとうもろこし価格の下落に伴う販売価格の値下げや、連結子会社(みらい飼料㈱)の持分法適用会社への変更が主な要因です。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1813.6億円 | 1933.9億円 | 2434.8億円 | 2342.3億円 | 2098.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 57.4億円 | 45.6億円 | 20.7億円 | 44.6億円 | 48.1億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 37.8億円 | 32.1億円 | 8.3億円 | 33.3億円 | 35.0億円 |
| 包括利益 | 48.4億円 | 35.2億円 | 4.8億円 | 54.1億円 | 32.6億円 |
| 純資産額 | 602.7億円 | 621.6億円 | 614.1億円 | 656.6億円 | 675.2億円 |
| 総資産額 | 879.3億円 | 880.1億円 | 976.0億円 | 1038.2億円 | 1015.8億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,985.96円/株 | 2,081.32円/株 | 2,070.58円/株 | 2,218.06円/株 | 2,279.95円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 126円/株 | 107.07円/株 | 28円/株 | 112.57円/株 | 118.49円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 67.8% | 70.4% | 62.7% | 63.2% | 66.4% |
| 自己資本利益率 | 6.6% | 5.3% | 1.3% | 5.3% | 5.3% |
| 株価収益率 | 1139.0% | 921.0% | 3729.0% | 1054.0% | 1136.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 52.8億円 | -24.7億円 | -64.8億円 | 103.7億円 | 119.9億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -15.5億円 | 4.7億円 | -35.6億円 | -45.7億円 | -38.3億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 2.7億円 | -50.3億円 | 72.4億円 | -47.6億円 | 7.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 117.4億円 | 47.4億円 | 19.5億円 | 30.1億円 | 119.4億円 |
| 従業員数 | 54700.0% | 52200.0% | 50900.0% | 48700.0% | 49700.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 6600.0% | 6100.0% | 5600.0% | 5300.0% | 6200.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 695.5億円 | 661.6億円 |
| ▶ 固定資産 | 342.7億円 | 354.2億円 |
| 資産 | 1038.2億円 | 1015.8億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 296.7億円 | 233.6億円 |
| ▶ 固定負債 | 85.0億円 | 107.0億円 |
| 負債 | 381.6億円 | 340.6億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 622.2億円 | 643.1億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 33.5億円 | 31.1億円 |
| 非支配株主持分 | 0.9億円 | 1.0億円 |
| 純資産 | 656.6億円 | 675.2億円 |
| 負債純資産 | 1038.2億円 | 1015.8億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 2342.3億円 | 2098.4億円 |
| 売上原価 | 2174.8億円 | 1912.5億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 167.4億円 | 185.9億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 128.1億円 | 143.1億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 39.3億円 | 42.8億円 |
| ▶ 営業外収益 | 5.7億円 | 5.8億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.4億円 | 0.5億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 44.6億円 | 48.1億円 |
| ▶ 特別利益 | 0.8億円 | 3.7億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.5億円 | 2.0億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 44.9億円 | 49.9億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 11.3億円 | 14.6億円 |
| 法人税等調整額 | 0.0億円 | 0.3億円 |
| 法人税等 | 11.3億円 | 14.8億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 33.5億円 | 35.0億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.3億円 | -0.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 33.3億円 | 35.0億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 103.7億円 | 119.9億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -45.7億円 | -38.3億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -47.6億円 | 7.7億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.1億円 | 0.0億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 10.5億円 | 89.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 30.1億円 | 119.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 30.1億円 | 119.4億円 |