企業解説
1. 企業概要
森永製菓株式会社は、120年以上の歴史を持つ大手食品メーカーです。事業は「食料品製造」「食料卸売」「不動産及びサービス」の3本柱で構成されます。主要製品は、キャラメル、ビスケット、チョコレート(ダース、カレ・ド・ショコラ等)のほか、主力ブランドとして「ハイチュウ」「チョコモナカジャンボ」「inゼリー」を展開しています。主要顧客は国内卸売業者ですが、米国、中国、台湾等への海外展開も加速させています。競合環境としては、明治ホールディングスやロッテなどの国内菓子大手とシェアを争うとともに、米国市場では「HI-CHEW」でグローバルブランドとの競争にあります。
2. 要点(3行)
- 売上高2,289億円(+7.3%)、営業利益212億円(+4.9%)と4期連続の増収および最高益更新を達成し、ROEは13.5%へV字回復。
- カカオ原料の価格高騰が菓子・冷菓事業の利益を圧迫するも、価格改定の実施と米国事業・卸売事業の増収により補完する収益構造。
- 2024中期計画の初年度として、360億円以上の株主還元目標に対し、176億円の配当・自社株買いを実施するなど、極めて積極的な還元姿勢。
3. 業績・収益性のトレンド
連結売上高は2,289億円(前期比155億円増)、営業利益は212億円(同9億円増)と堅調です。
- 増減理由: 主力ブランド(ハイチュウ、ラムネ等)の好調と機動的な価格改定が寄与しました。一方で、カカオを中心とした原材料価格の記録的な高騰(営業利益ベースで78.7億円のマイナス要因)が大きな重石となりました。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年03月期 | 2022年03月期 | 2023年03月期 | 2024年03月期 | 2025年03月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1682.4億円 | 1812.5億円 | 1943.7億円 | 2133.7億円 | 2289.6億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 197.8億円 | 182.5億円 | 157.6億円 | 210.4億円 | 223.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 134.2億円 | 277.7億円 | 100.6億円 | 151.5億円 | 177.1億円 |
| 包括利益 | 221.8億円 | 130.4億円 | 104.8億円 | 203.6億円 | 172.0億円 |
| 純資産額 | 1237.1億円 | 1311.7億円 | 1258.6億円 | 1326.5億円 | 1323.9億円 |
| 総資産額 | 2029.1億円 | 2143.0億円 | 2052.3億円 | 2236.4億円 | 2099.9億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,220.62円/株 | 1,301.97円/株 | 1,322.63円/株 | 1,448.01円/株 | 1,523.09円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 133.36円/株 | 276.29円/株 | 104.38円/株 | 165.6円/株 | 200.85円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 60.5% | 60.7% | 60.7% | 58.7% | 62.3% |
| 自己資本利益率 | 11.8% | 22.0% | 7.9% | 11.8% | 13.5% |
| 株価収益率 | 1483.0% | 689.0% | 1799.0% | 1585.0% | 1247.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 121.3億円 | 248.3億円 | -29.7億円 | 301.7億円 | 107.6億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -198.6億円 | 93.1億円 | -142.1億円 | -53.5億円 | -98.4億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -40.8億円 | -59.4億円 | -73.5億円 | -140.7億円 | -180.1億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 315.7億円 | 601.5億円 | 360.8億円 | 471.0億円 | 308.4億円 |
| 従業員数 | 282500.0% | 293700.0% | 307600.0% | 309300.0% | 315300.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 159700.0% | 165800.0% | 167300.0% | 183200.0% | 190500.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 1180.5億円 | 1046.7億円 |
| ▶ 固定資産 | 1056.0億円 | 1053.2億円 |
| 資産 | 2236.4億円 | 2099.9億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 644.4億円 | 518.9億円 |
| ▶ 固定負債 | 265.5億円 | 257.0億円 |
| 負債 | 909.9億円 | 775.9億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 1172.4億円 | 1176.2億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 139.6億円 | 132.4億円 |
| 非支配株主持分 | 14.5億円 | 15.3億円 |
| 純資産 | 1326.5億円 | 1323.9億円 |
| 負債純資産 | 2236.4億円 | 2099.9億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 2133.7億円 | 2289.6億円 |
| 売上原価 | 1266.8億円 | 1389.1億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 866.9億円 | 900.5億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 664.2億円 | 687.8億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 202.7億円 | 212.7億円 |
| ▶ 営業外収益 | 9.8億円 | 14.3億円 |
| ▶ 営業外費用 | 2.1億円 | 3.9億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 210.4億円 | 223.0億円 |
| ▶ 特別利益 | 19.5億円 | 35.5億円 |
| ▶ 特別損失 | 24.1億円 | 15.7億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 205.8億円 | 242.8億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 79.1億円 | 60.4億円 |
| 法人税等調整額 | -27.1億円 | 4.0億円 |
| 法人税等 | 52.0億円 | 64.4億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 153.7億円 | 178.5億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 2.2億円 | 1.4億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 151.5億円 | 177.1億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 301.7億円 | 107.6億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -53.5億円 | -98.4億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -140.7億円 | -180.1億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 2.7億円 | 8.3億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 110.2億円 | -162.6億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 471.0億円 | 308.4億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 471.0億円 | 308.4億円 |