株式会社イオレは、日本最大級のグループコミュニケーション支援サービス「らくらく連絡網」を基盤としたインターネットメディア事業を展開しています。主力は、蓄積された膨大なユーザーの属性データを活用した運用型広告サービス「pinpoint」や、求人企業とメディアを繋ぐ運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」です。主要顧客にはディップ株式会社(売上高の15.0%)や株式会社エス・エム・エス(同13.2%)などの大手求人媒体社が名を連ねています。競合環境としては、求人領域において「Indeed」等の強力な検索連動型広告とのシェア争いが激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
-0.6%
≧10%が優良
ROA
-1.7%
≧5%が優良
ROE
-88.5%
≧10%が優良
ROIC
-2.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-7.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-148.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-1445.1%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、既存事業の減収と不振事業の減損損失4.63億円の計上により、4.93億円の純損失を出し「継続企業の前提に関する注記」が記載される事態となった。
- 主力のHRデータ事業が微減(-5.9%)、コミュニケーションデータ事業が急減(-27.6%)と既存事業の退潮が鮮明で、自己資本比率も29.3%(前期59.8%)へ急低下した。
- 再建に向け、暗号資産金融事業やAIデータセンター事業への参入を掲げ、第三者割当増資等で約1.5億円を調達したが、本業のキャッシュ創出力回復には不透明感が強い。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 19:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.4億円 / 予想: 1.1億円
—
売上高
実績: 11.3億円 / 予想: 104.9億円
+36.5%
2Q
営業利益
実績: 0.7億円 / 予想: 1.6億円
—
売上高
実績: 35.3億円 / 予想: 122.9億円
+121.9%
3Q
営業利益
実績: 1.3億円 / 予想: 2.0億円
—
売上高
実績: 76.6億円 / 予想: 132.6億円
—
3行解説
- AI・データセンター事業への急旋回: 今期より参入したAI DC事業が売上の60%を占める規模に急成長し、収益構造が激変。
- 暗号資産評価損による経常赤字: 営業利益は1.3億円の黒字を確保したものの、保有するビットコイン(BTC)の価格変動に伴う評価損1.8億円が響き、経常・四半期純利益は赤字着地。
- 主力事業の売却と構造改革: 創業以来の看板サービス『らくらく連絡網+』の譲渡や旅行事業の廃止を決定し、経営資源をAI分野へ集中させる「選択と集中」を断行。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | — | +7.4% | +5.7% | -0.5% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -2.0% | +7.1% | -20.7% | -11.0% |
| 2025-08-14 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +4.5% | +64.1% | +46.1% | -14.6% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | — | +4.9% | +41.0% | +75.4% | +421.2% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -1700.0% | -0.8% | +9.7% | +11.5% | +80.1% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第24期(2024/04/01-2025/03/31)