企業解説
1. 企業概要
株式会社YE DIGITALは、安川電機を親会社(議決権37.9%保有)に持つシステムインテグレーターです。主に製造業向けの「ビジネスソリューション事業(ERP構築等)」と、AI・IoT技術を活用した「IoTソリューション事業(物流DX、畜産DX等)」の2軸で展開しています。
- 主要製品・サービス: 倉庫実行システム「MMLogiStation」、飼料タンク残量管理「Milfee」、ERP導入支援。
- 主要顧客: 株式会社安川電機(売上高の50.2%を占める最大顧客)、富士通株式会社(同10.8%)。
- 競合環境: 製造・物流DX分野において、特定のドメイン知識(ものづくり)を強みに持ちますが、ITサービス全般では大手SIerとの競合状況にあります。
2. 要点(3行)
- 売上高は199.4億円(前年比2.3%増)と微増したが、IoT事業の品質問題対応が響き営業利益は14.1億円(同5.4%減)の減益となった。
- 親会社安川電機とのDXプロジェクト(YDX)が堅調な一方で、成長エンジンである物流DX分野で品質性能対応による成長鈍化が見られた。
- 配当を12円から20円へ大幅増配し、さらに4億円規模の自社株買いを発表するなど、株主還元姿勢を顕著に強化している。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上・利益: 売上高は199.4億円と過去最高を更新しましたが、営業利益は14.1億円(利益率7.1%)、経常利益は15.3億円となり、前年をわずかに下回りました。減益の主因は、物流DX事業における品質性能対応コストの発生と、それに伴う受注・売上の進捗遅れです。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年02月期 | 2022年02月期 | 2023年02月期 | 2024年02月期 | 2025年02月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 144.8億円 | 137.3億円 | 161.5億円 | 195.0億円 | 199.4億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 8.2億円 | 7.2億円 | 8.4億円 | 15.6億円 | 15.3億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 6.4億円 | 4.0億円 | 7.8億円 | 10.9億円 | 10.4億円 |
| 包括利益 | 9.0億円 | 5.3億円 | 4.8億円 | 12.1億円 | 12.6億円 |
| 純資産額 | 41.6億円 | 46.0億円 | 50.4億円 | 61.7億円 | 72.5億円 |
| 総資産額 | 115.6億円 | 100.8億円 | 116.5億円 | 123.2億円 | 132.3億円 |
| 1株当たり純資産額 | 220.93円/株 | 239.89円/株 | 262.05円/株 | 317.85円/株 | 370.68円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 35.37円/株 | 22.28円/株 | 43.19円/株 | 60.22円/株 | 56.84円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 34.88円/株 | 21.79円/株 | 41.91円/株 | 57.67円/株 | 54.15円/株 |
| 自己資本比率 | 34.6% | 43.1% | 40.8% | 46.8% | 51.3% |
| 自己資本利益率 | 17.7% | 9.7% | 17.2% | 20.8% | 16.5% |
| 株価収益率 | 1897.0% | 1908.0% | 1047.0% | 1353.0% | 1046.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 8.4億円 | 4.9億円 | 5.6億円 | 5.5億円 | 12.9億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 1.2億円 | -2.1億円 | -4.8億円 | -5.0億円 | -2.4億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -1.1億円 | -1.9億円 | -1.9億円 | -1.9億円 | -3.2億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 26.5億円 | 27.4億円 | 26.4億円 | 24.9億円 | 32.0億円 |
| 従業員数 | 58900.0% | 61300.0% | 65000.0% | 67600.0% | 69400.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 88.6億円 | 97.5億円 |
| ▶ 固定資産 | 34.7億円 | 34.8億円 |
| 資産 | 123.2億円 | 132.3億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 41.4億円 | 41.2億円 |
| ▶ 固定負債 | 20.1億円 | 18.6億円 |
| 負債 | 61.5億円 | 59.8億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 60.6億円 | 68.8億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | -3.0億円 | -0.9億円 |
| 新株予約権 | 3.9億円 | 4.4億円 |
| 非支配株主持分 | 0.2億円 | 0.2億円 |
| 純資産 | 61.7億円 | 72.5億円 |
| 負債純資産 | 123.2億円 | 132.3億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 195.0億円 | 199.4億円 |
| 売上原価 | 143.6億円 | 147.0億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 51.5億円 | 52.4億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 36.6億円 | 38.3億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 14.9億円 | 14.1億円 |
| ▶ 営業外収益 | 0.7億円 | 1.3億円 |
| ▶ 営業外費用 | 0.0億円 | 0.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 15.6億円 | 15.3億円 |
| ▶ 特別損失 | 0.3億円 | 0.1億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 15.3億円 | 15.2億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 5.1億円 | 4.3億円 |
| 法人税等調整額 | -0.8億円 | 0.4億円 |
| 法人税等 | 4.2億円 | 4.7億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 11.1億円 | 10.5億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 0.1億円 | 0.1億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 10.9億円 | 10.4億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 5.5億円 | 12.9億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -5.0億円 | -2.4億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -1.9億円 | -3.2億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 0.0億円 | — |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -1.5億円 | 7.2億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 24.9億円 | 32.0億円 |
| 連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 | — | -0.1億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 24.9億円 | 32.0億円 |