企業解説
1. 企業概要
コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス株式会社は、日本国内で「コカ・コーラ」をはじめとする清涼飲料水の製造・販売を行う国内最大手のボトラーです。
- 事業内容: 清涼飲料水の製造・ボトリング、パッケージング、物流、販売。
- 主要製品: 炭酸飲料(コカ・コーラ)、コーヒー(ジョージア)、茶系(綾鷹)、水(い・ろ・は・す)、アルコール飲料等。
- 競合環境: サントリー食品インターナショナル、アサヒ飲料、キリンビバレッジ等の大手飲料メーカーと激しく競合しています。近年は原料価格の高騰や自動販売機市場の縮小に対し、価格改定や物流・オペレーションの効率化で対応しています。
2. 要点(3行)
- ベンディング(自販機)事業で905億円の減損損失を計上し、最終赤字508億円となったが、本業の収益力を示す事業利益は前期比約2倍の245億円へ急回復した。
- 新中期経営計画「Vision 2030」を策定し、2030年に事業利益800億円以上(過去最高益の約2倍)、自己株式取得累計1,500億円という極めて野心的な目標を掲げた。
- 配当を前期の53円から60円に増配し、次期も72円への大幅増配を予告。減損による「負の遺産」の一掃と、積極的な株主還元姿勢への転換を鮮明にしている。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上収益: 8,938億円(前期比0.1%増)。価格改定によりケース当たり納価が改善し、販売数量の微減(2%減)をカバーしました。
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プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上収益 | 7858.4億円 | 8074.3億円 | 8685.8億円 | 8926.8億円 | 8938.0億円 |
| 税引前利益又は税引前損失(△) | -216.8億円 | -124.9億円 | 32.2億円 | 129.0億円 | -727.2億円 |
| 当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 | -25.0億円 | -80.7億円 | 18.7億円 | 73.1億円 | -507.6億円 |
| 当期包括利益:親会社の所有者に帰属 | 7.8億円 | -50.0億円 | 22.1億円 | 87.2億円 | -480.0億円 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | 4923.2億円 | 4762.2億円 | 4698.5億円 | 4662.0億円 | 3798.9億円 |
| 総資産額 | 8671.1億円 | 8267.4億円 | 8448.3億円 | 8041.5億円 | 6984.9億円 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | 2,745.12円/株 | 2,655.38円/株 | 2,618.49円/株 | 2,623.62円/株 | 2,292.46円/株 |
| 基本的1株当たり利益又は損失(△) | -13.96円/株 | -45円/株 | 10.43円/株 | 40.76円/株 | -296.51円/株 |
| 希薄化後1株当たり利益又は損失(△) | — | — | 10.36円/株 | 40.48円/株 | — |
| 親会社所有者帰属持分比率 | 56.8% | 57.6% | 55.6% | 58.0% | 54.4% |
| 親会社所有者帰属持分利益率 | -0.5% | -1.7% | 0.4% | 1.6% | -12.0% |
| 株価収益率 | -9460.0% | -3190.0% | 19420.0% | 6130.0% | -1070.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 359.8億円 | 427.2億円 | 591.0億円 | 488.8億円 | 611.2億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 152.7億円 | -230.9億円 | -142.9億円 | -161.3億円 | -257.4億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -671.3億円 | -460.5億円 | -152.3億円 | -579.4億円 | -475.1億円 |
| 現金及び現金同等物 | 1105.0億円 | 840.7億円 | 1136.6億円 | 884.7億円 | 763.3億円 |
| 従業員数 | 1508300.0% | 1448400.0% | 1401000.0% | 1408400.0% | 1266700.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 377700.0% | 341600.0% | 316300.0% | 288800.0% | 255500.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 財政状態計算書 | ||
| 資産 | 8041.5億円 | 6984.9億円 |
| ▶ 流動資産 | 2924.6億円 | 2747.3億円 |
| ▶ 非流動資産 | 5116.9億円 | 4237.6億円 |
| 資産 | 8041.5億円 | 6984.9億円 |
| 負債及び資本 | 8041.5億円 | 6984.9億円 |
| ▶ 負債 | 3377.1億円 | 3182.9億円 |
| ▶ 資本 | 4664.4億円 | 3802.0億円 |
| 負債及び資本 | 8041.5億円 | 6984.9億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上収益合計 | 8926.8億円 | 8938.0億円 |
| 売上原価 | 4902.3億円 | 4945.0億円 |
| 売上総利益 | 4024.5億円 | 3993.0億円 |
| 販売費及び一般管理費 | 3895.3億円 | 3734.8億円 |
| その他の収益 | 64.1億円 | 19.9億円 |
| その他の費用 | 59.5億円 | 1003.0億円 |
| 持分法による投資利益(△は損失) | 0.2億円 | 1.1億円 |
| 営業利益(△は損失) | 133.9億円 | -723.9億円 |
| 金融収益 | 3.4億円 | 4.4億円 |
| 金融費用 | 8.3億円 | 7.8億円 |
| 税引前利益(△は損失) | 129.0億円 | -727.2億円 |
| 法人所得税費用 | 55.1億円 | -220.5億円 |
| 当期利益(△は損失) | 73.9億円 | -506.7億円 |
| 当期利益(△は損失)の帰属: | ||
| 基本的1株当たり当期利益(△は損失) | 40.76円/株 | -296.51円/株 |
| 希薄化後1株当たり当期利益(△損失) | 40.48円/株 | — |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | ||
| 現金及び現金同等物の為替変動による影響 | — | -0.1億円 |
| 換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 | -251.9億円 | -121.4億円 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 884.7億円 | — |
| 現金及び現金同等物 | 884.7億円 | 763.3億円 |