企業解説
1. 企業概要
わらべや日洋ホールディングス株式会社は、セブン-イレブン・ジャパンを最大かつ主要な顧客とする中食業界の最大手企業です。主力の「食品関連事業」では、弁当、おにぎり、調理パン、麺類などの製造・販売を行っており、国内シェアにおいて圧倒的な地位を確立しています。このほか、食品材料の仕入・販売を行う「食材関連事業」、および配送を担う「物流関連事業」を展開し、製造から物流までの一貫したサプライチェーンを構築しています。競合環境としては、コンビニ他社向けベンダーに加え、ドラッグストアやスーパーの惣菜部門との競争が激化しています。
2. 要点(3行)
- 売上高は国内外の新工場寄与で2,224億円(前期比7.5%増)と伸長したが、営業利益は入間工場の初期赤字や工場再編費用が響き45億円(同29.2%減)の減益となった。
- 特定顧客(セブン-イレブン・ジャパン)への売上依存度が75.1%(1,670億円)と極めて高く、同社の戦略変更が業績に直結する構造が続いている。
- 米国での新工場建設や国内での事業譲受など積極的な投資フェーズにあり、ROEは4.9%へ低下したが、中期計画でのROE10%以上の回復を目指している。
3. 業績・収益性のトレンド
当連結会計年度の業績は、売上高2,224億6,700万円(前期比7.5%増)、営業利益45億1,500万円(同29.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益26億7,900万円(同37.3%減)となりました。増収減益の主な要因は、2024年3月に稼働を開始した入間工場の立ち上げに伴う初期損失、および国内の工場再編に伴う一時費用の増加です。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年02月期 | 2022年02月期 | 2023年02月期 | 2024年02月期 | 2025年02月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 1943.1億円 | 1923.3億円 | 1944.2億円 | 2070.1億円 | 2224.7億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 37.1億円 | 50.4億円 | 46.3億円 | 68.2億円 | 49.0億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 6.8億円 | 32.6億円 | 28.1億円 | 42.7億円 | 26.8億円 |
| 包括利益 | 5.1億円 | 42.4億円 | 40.3億円 | 47.8億円 | 52.5億円 |
| 純資産額 | 443.7億円 | 479.0億円 | 515.3億円 | 543.1億円 | 591.2億円 |
| 総資産額 | 822.7億円 | 821.8億円 | 926.8億円 | 1019.6億円 | 1209.2億円 |
| 1株当たり純資産額 | 2,530.4円/株 | 2,723.51円/株 | 2,891.48円/株 | 3,051.98円/株 | 3,244.2円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 39.04円/株 | 186.98円/株 | 160.94円/株 | 244.71円/株 | 153.41円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 53.7% | 57.9% | 54.5% | 52.3% | 46.9% |
| 自己資本利益率 | 1.5% | 7.1% | 5.7% | 8.2% | 4.9% |
| 株価収益率 | 4020.0% | 980.0% | 1150.0% | 1120.0% | 1340.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 83.4億円 | 81.1億円 | 74.3億円 | 93.7億円 | 124.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -52.3億円 | -39.6億円 | -75.4億円 | -135.4億円 | -206.7億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -19.2億円 | -35.5億円 | 6.9億円 | 8.4億円 | 82.5億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 89.5億円 | 96.7億円 | 111.9億円 | 81.2億円 | 84.5億円 |
| 従業員数 | 218000.0% | 196100.0% | 187500.0% | 194800.0% | 202400.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 907500.0% | 772200.0% | 767000.0% | 775600.0% | 795100.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 313.1億円 | 328.2億円 |
| ▶ 固定資産 | 706.5億円 | 881.1億円 |
| 資産 | 1019.6億円 | 1209.2億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 221.3億円 | 256.5億円 |
| ▶ 固定負債 | 255.2億円 | 361.5億円 |
| 負債 | 476.5億円 | 618.0億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 513.3億円 | 524.3億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 19.7億円 | 42.4億円 |
| 非支配株主持分 | 10.1億円 | 24.5億円 |
| 純資産 | 543.1億円 | 591.2億円 |
| 負債純資産 | 1019.6億円 | 1209.2億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 2070.1億円 | 2224.7億円 |
| 売上原価 | 1700.6億円 | 1839.3億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 369.5億円 | 385.3億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 305.7億円 | 340.2億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 63.8億円 | 45.1億円 |
| ▶ 営業外収益 | 9.1億円 | 10.5億円 |
| ▶ 営業外費用 | 4.6億円 | 6.6億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 68.2億円 | 49.0億円 |
| ▶ 特別損失 | 9.4億円 | 10.8億円 |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 58.9億円 | 38.1億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 13.4億円 | 11.4億円 |
| 法人税等調整額 | 2.9億円 | -1.9億円 |
| 法人税等 | 16.4億円 | 9.5億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 42.5億円 | 28.6億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | -0.2億円 | 1.8億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 42.7億円 | 26.8億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 93.7億円 | 124.8億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -135.4億円 | -206.7億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | 8.4億円 | 82.5億円 |
| 現金及び現金同等物に係る換算差額 | 2.6億円 | 2.6億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -30.7億円 | 3.3億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 81.2億円 | 84.5億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 81.2億円 | 84.5億円 |