株式会社リスキルは、企業向けの人材育成・研修サービスを展開する企業です。2022年に株式会社リカレントから分社化して設立されました。
- 事業内容: 「biz研修」(ビジネススキル全般)と「tech研修」(IT未経験者向けエンジニア・DX研修)の2本柱で構成されています。
- 主要製品・サービス: 講師派遣型の「一社研修」、複数企業参加の「公開講座」、手軽な「動画講座」の3形態を提供。研修内容の標準化と独自開発の研修サポートシステムによるDX化が強みです。
- 主要顧客: 企業規模を問わず全業種が対象ですが、tech研修については主にIT企業が対象となっています。
- 競合環境: 参入障壁は低い業界であるものの、講師の属人性を排した「研修の標準化」と、自社システムによる運営コストの削減(安価な価格設定)により差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
34.9%
≧10%が優良
ROA
51.6%
≧5%が優良
ROE
45.7%
≧10%が優良
ROIC
34.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
32.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
69.8%
≧10%が優良
EPS成長率
64.3%
≧10%が優良
3行解説
- 高成長・高収益の実現: 売上高は前期比32.0%増の19.58億円、経常利益は同66.3%増の6.71億円と急成長しており、ROE 45.73%という極めて高い収益性を誇る。
- ビジネスモデルの優位性: 講師に依存しないコンテンツの標準化と業務のDX化により、属人性を排したスケーラブルな体制を構築。低価格戦略でシェアを拡大中。
- 強固な財務と還元開始: 自己資本比率 80.16%と極めて健全。無配ではあるものの、2025年5月に総額1億円の自社株買いを決定するなど、株主還元への意識も芽生えている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 6.5億円 / 予想: 7.2億円
—
売上高
実績: 13.6億円 / 予想: 23.8億円
—
2Q
営業利益
実績: 7.3億円 / 予想: 7.2億円
+20.7%
売上高
実績: 17.6億円 / 予想: 23.8億円
+24.0%
3Q
営業利益
実績: 8.5億円 / 予想: 8.8億円
+25.7%
売上高
実績: 21.4億円 / 予想: 24.6億円
+26.1%
通期
営業利益
実績: 9.0億円 / 予想: 未開示
+31.5%
売上高
実績: 24.8億円 / 予想: 未開示
+26.6%
3行解説
- 2026年3月期は、研修需要の堅調な推移により売上高24.7億円(前年比26.5%増)、営業利益8.9億円(同31.4%増)と、期中の上方修正をさらに上回る大幅な増収増益で着地した。
- 翌2027年3月期は、主力の一角である「tech研修」の新規顧客獲得の伸び悩みにより増収率は8.2%に鈍化し、広告宣伝等の成長投資再開に伴い営業利益は32.2%減の大幅な減益を予想。
- 財務面では自己資本比率82.0%と極めて高い健全性を維持しつつ、成長投資へのリソース配分を優先するため、次期の配当も無配(0円)を継続する方針。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +31.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +25.7% | +3.9% | -1.8% | -8.5% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +20.7% | +1.9% | -2.5% | -7.0% | -10.1% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +4.9% | -2.4% | +4.9% | -3.7% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +69.9% | +0.2% | -1.0% | -7.3% | +0.3% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -2.2% | +28.8% | +13.6% | +12.5% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第3期(2024/04/01-2025/03/31)