ヤマイチエステート 事業分析

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有価証券報告書(2025-03 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社は、和歌山県を拠点に近畿圏および首都圏で不動産開発事業を展開する企業グループです。地権者調整が複雑な「素地」からの開発を得意とし、用地取得から造成、販売、賃貸管理までをワンストップで手掛ける「土地を起点とした発想」をコア・コンピタンスとしています。

  • 主要製品・サービス: 「ユニハイム」ブランドの分譲マンション事業、戸建住宅の分譲・建築、商業施設や共同住宅の賃貸、およびシニア向けマンションの運営など。
  • 主要顧客: 一般消費者(住宅購入者)およびテナント企業、不動産投資家。
  • 競合環境: 近畿圏では大手デベロッパーや地場不動産業者と競合。近年はM&Aを通じて首都圏(埼玉県・東京都)への進出を加速させており、エリア拡大に伴う競争激化の局面にあります。

2. 要点(3行)

  • 売上高は209.10億円(前年比4.1%増)と増収を確保したが、プロジェクトの期ズレやM&A関連費用、原材料高の影響で営業利益は17.54億円(25.2%減)の大幅減益。
  • M&A(大成住宅、エスティリンク)により首都圏展開を強化する一方、のれん償却や有利子負債の増加、たな卸資産の積み上がりが財務を圧迫。
  • 営業キャッシュ・フローが23.68億円の赤字に転落しており、在庫の現金化サイクルと金利上昇局面における資金繰りの柔軟性に課題。

3. 業績・収益性のトレンド

連結売上高は209.10億円(前期比4.1%増)と過去最高水準を維持しましたが、収益性には急ブレーキがかかっています。

  • 利益面: 営業利益17.54億円(25.2%減)、経常利益12.16億円(37.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6.83億円(45.6%減)。減益の主因は、埼玉県朝霞市の大型案件の販売手法変更(売却から自社開発へ)による収益計上の期ズレ、およびM&Aに伴う一過性コストの発生です。

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市場ポジション

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2021年03月期2022年03月期2023年03月期2024年03月期2025年03月期
連結経営指標等
売上高 150.2億円 191.8億円 186.3億円 200.8億円 209.1億円
経常利益又は経常損失(△) 15.2億円 25.5億円 21.3億円 19.4億円 12.2億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 8.0億円 16.0億円 13.1億円 12.6億円 6.8億円
包括利益 8.0億円 16.1億円 13.2億円 12.9億円 6.9億円
純資産額 65.1億円 81.0億円 108.9億円 119.6億円 136.4億円
総資産額 383.4億円 378.9億円 413.3億円 491.1億円 507.0億円
1株当たり純資産額 1,223.17円/株 1,520.09円/株 1,517.18円/株 1,664.58円/株 1,589.26円/株
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 150.88円/株 300.88円/株 193.84円/株 174.76円/株 80.52円/株
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 191.99円/株 174.3円/株 80.41円/株
自己資本比率 16.9% 21.3% 26.3% 24.4% 26.8%
自己資本利益率 13.1% 21.9% 13.8% 11.0% 5.3%
株価収益率 482.0% 573.0% 925.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 7.8億円 50.0億円 -10.3億円 18.2億円 -23.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -8.8億円 -11.1億円 -27.1億円 -27.0億円 -10.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 5.9億円 -30.3億円 35.2億円 29.4億円 18.3億円
現金及び現金同等物の残高 30.3億円 38.9億円 36.7億円 57.3億円 41.8億円
従業員数 9600.0% 10000.0% 11200.0% 11300.0% 17000.0%
平均臨時雇用人員 4700.0% 4500.0% 3400.0% 3200.0% 3200.0%

貸借対照表

項目 前期当期
貸借対照表
資産の部
流動資産 255.1億円 268.6億円
固定資産 236.0億円 238.3億円
資産 491.1億円 507.0億円
負債の部
流動負債 163.9億円 88.0億円
固定負債 207.7億円 282.5億円
負債 371.5億円 370.5億円
純資産の部
株主資本 119.3億円 135.5億円
評価・換算差額等 0.3億円 0.3億円
非支配株主持分 0.6億円
純資産 119.6億円 136.4億円
負債純資産 491.1億円 507.0億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
売上高 200.8億円 209.1億円
売上原価 148.4億円 157.2億円
売上総利益又は売上総損失(△) 52.4億円 51.9億円
販売費及び一般管理費 29.0億円 34.3億円
営業利益又は営業損失(△) 23.4億円 17.5億円
営業外収益 1.0億円 1.1億円
営業外費用 5.0億円 6.5億円
経常利益又は経常損失(△) 19.4億円 12.2億円
特別利益 0.5億円 0.4億円
特別損失 0.5億円 0.6億円
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 19.4億円 12.0億円
法人税、住民税及び事業税 7.6億円 4.7億円
法人税等還付税額 -0.3億円
法人税等調整額 -0.8億円 0.7億円
法人税等 6.8億円 5.1億円
当期純利益又は当期純損失(△) 12.6億円 6.9億円
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) 0.1億円
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) 12.6億円 6.8億円

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 18.2億円 -23.7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -27.0億円 -10.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー 29.4億円 18.3億円
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 20.6億円 -15.5億円
現金及び現金同等物の残高 57.3億円 41.8億円
現金及び現金同等物の残高 57.3億円 41.8億円