企業解説
1. 企業概要
片倉工業株式会社は、1873年創業の歴史を持つ名門企業であり、かつての国内最大手シルクメーカーから、現在は不動産事業と医薬品事業を二本の柱とする多角化企業へと変貌を遂げています。
- 事業内容・主要製品:
- 不動産事業: さいたま新都心の「コクーンシティ」を中心としたショッピングセンター運営、オフィスビル・マンションの賃貸。
- 医薬品事業: 子会社のトーアエイヨー(株)を通じて、循環器領域(虚血性心疾患、高血圧、不整脈等)の医療用医薬品を製造・販売。
- 機械関連事業: 消防自動車の製造・販売(日本機械工業(株))および独マギルス社製はしご車の販売代理店業務。
- 繊維事業: 水溶性・耐熱性繊維等の機能性繊維の製造、肌着・靴下等の衣料品販売。
- その他: ビル管理、ITサービス、印刷紙器、訪花昆虫の販売など。
- 競合環境: 不動産では周辺の大規模商業施設、医薬品では後発品メーカーや大手製薬会社と競合。機械関連では国内消防車メーカーとシェアを争っています。
2. 要点(3行)
- 大幅な増益: 2025年12月期は売上高406.5億円(前期比3.1%増)、純利益57.6億円(同63.5%増)と、機械事業の回復と医薬品の構造改革により大幅増益を達成。
- 強固な財務と還元: 自己資本比率63.8%と高く、配当を60円へ増配。総還元性向60%を目安とする積極的な株主還元姿勢を鮮明にしている。
- 事業ポートフォリオの変革: 安定した不動産収益を基盤に、M&A((株)三全の連結化等)や独マギルス社との提携を通じ、新規収益源の確保と成長加速を図っている。
3. 業績・収益性のトレンド
- 売上高: 406億52百万円(前期比3.1%増)。
続きで読める項目(スタンダードプラン以上)
- 🔒 業績・収益性のトレンド
- 🔒 事業セグメント別の明暗
- 🔒 成長戦略の具体性と進捗
- 🔒 重大なリスク
- 🔒 株主還元姿勢
- 🔒 キャッシュフローの質
- 🔒 資産の健全性
- 🔒 総評
上記の詳細分析はスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード市場ポジション
サンプル
市場内
業種内
- スタンダードプラン以上で見られます
- 🔒 収益性・効率性・成長性・回転・安全性・割安の6カテゴリ別スコア(市場内・業種内)
- 🔒 各指標の市場内・業種内ランキング(例:営業利益率 12位 / 1,100社)
- 🔒 レーダーチャートによる強み・弱みの一覧
市場ポジションはスタンダードプラン以上でご覧いただけます。
プランをアップグレード業績チャート
成長性の軌跡
● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)
資本効率の解剖
ROE
デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)
還元と評価
■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向
キャッシュフローの質
■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)
財務諸表
経営指標
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連結経営指標等 | |||||
| 売上高 | 376.3億円 | 342.7億円 | 399.7億円 | 394.2億円 | 406.5億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 38.5億円 | 25.8億円 | 50.7億円 | 54.8億円 | 72.2億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 49.5億円 | 28.2億円 | 30.4億円 | 35.2億円 | 57.6億円 |
| 包括利益 | 77.1億円 | 25.6億円 | 47.5億円 | 44.3億円 | 132.2億円 |
| 純資産額 | 876.1億円 | 844.8億円 | 893.6億円 | 897.3億円 | 997.6億円 |
| 総資産額 | 1399.7億円 | 1381.1億円 | 1396.1億円 | 1407.9億円 | 1530.5億円 |
| 1株当たり純資産額 | 1,883.58円/株 | 2,108.38円/株 | 2,263.53円/株 | 2,666.35円/株 | 3,085.25円/株 |
| 1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | 147.56円/株 | 84.91円/株 | 91.91円/株 | 107.72円/株 | 180.73円/株 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | — | — | — | — | — |
| 自己資本比率 | 44.7% | 50.6% | 53.5% | 61.1% | 63.8% |
| 自己資本利益率 | 8.2% | 4.3% | 4.2% | 4.4% | 6.3% |
| 株価収益率 | 1670.0% | 2040.0% | 1780.0% | 1850.0% | 1600.0% |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 46.0億円 | -7.1億円 | 35.8億円 | 56.4億円 | 82.4億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 22.5億円 | 36.2億円 | 6.1億円 | -11.9億円 | 6.1億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | -40.6億円 | -32.6億円 | -40.6億円 | -62.7億円 | -56.8億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 108.1億円 | 104.6億円 | 108.4億円 | 92.1億円 | 123.9億円 |
| 従業員数 | 105900.0% | 102000.0% | 104000.0% | 94100.0% | 90000.0% |
| 平均臨時雇用人員 | 81400.0% | 77300.0% | 80200.0% | 79600.0% | 74200.0% |
貸借対照表
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 貸借対照表 | ||
| 資産の部 | ||
| ▶ 流動資産 | 584.4億円 | 585.3億円 |
| ▶ 固定資産 | 823.5億円 | 945.2億円 |
| 資産 | 1407.9億円 | 1530.5億円 |
| 負債の部 | ||
| ▶ 流動負債 | 200.9億円 | 192.7億円 |
| ▶ 固定負債 | 309.6億円 | 340.2億円 |
| 負債 | 510.5億円 | 532.9億円 |
| 純資産の部 | ||
| ▶ 株主資本 | 675.2億円 | 718.2億円 |
| ▶ 評価・換算差額等 | 185.2億円 | 258.2億円 |
| 非支配株主持分 | 36.9億円 | 21.1億円 |
| 純資産 | 897.3億円 | 997.6億円 |
| 負債純資産 | 1407.9億円 | 1530.5億円 |
損益計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| 損益計算書 | ||
| 売上高 | 394.2億円 | 406.5億円 |
| 売上原価 | 246.8億円 | 260.4億円 |
| 売上総利益又は売上総損失(△) | 147.5億円 | 146.1億円 |
| ▶ 販売費及び一般管理費 | 106.2億円 | 87.5億円 |
| 営業利益又は営業損失(△) | 41.2億円 | 58.5億円 |
| ▶ 営業外収益 | 15.8億円 | 15.7億円 |
| ▶ 営業外費用 | 2.2億円 | 2.1億円 |
| 経常利益又は経常損失(△) | 54.8億円 | 72.2億円 |
| ▶ 特別利益 | 29.3億円 | 13.9億円 |
| ▶ 特別損失 | 10.2億円 | — |
| 税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) | 74.0億円 | 86.1億円 |
| 法人税、住民税及び事業税 | 34.8億円 | 22.3億円 |
| 法人税等調整額 | 1.7億円 | 5.6億円 |
| 法人税等 | 36.5億円 | 27.9億円 |
| 当期純利益又は当期純損失(△) | 37.4億円 | 58.1億円 |
| 非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) | 2.2億円 | 0.5億円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | 35.2億円 | 57.6億円 |
キャッシュフロー計算書
| 項目 | 前期 | 当期 |
|---|---|---|
| キャッシュ・フロー計算書 | ||
| ▶ 営業活動によるキャッシュ・フロー | 56.4億円 | 82.4億円 |
| ▶ 投資活動によるキャッシュ・フロー | -11.9億円 | 6.1億円 |
| ▶ 財務活動によるキャッシュ・フロー | -62.7億円 | -56.8億円 |
| 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | -18.2億円 | 31.7億円 |
| 現金及び現金同等物の残高 | 92.1億円 | 123.9億円 |
| 連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額(△は減少) | 1.9億円 | — |
| 現金及び現金同等物の残高 | 92.1億円 | 123.9億円 |