株式会社トーエルは、LPガスの供給を行う「エネルギー事業」と、ピュアウォーターの製造販売を行う「ウォーター事業」を二本柱とするライフライン企業です。神奈川県を中心に、自社配送網(TASKシステム)による一気通貫のサービス体制を強みとしています。競合環境としては、エネルギー自由化に伴う大手電力・都市ガス会社との競争に加え、ウォーター事業では飲料メーカーやネット通販業者とのシェア争いに晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-04 期末、2025-07-31 提出)収益性
営業利益率
7.1%
≧10%が優良
ROA
7.1%
≧5%が優良
ROE
4.0%
≧10%が優良
ROIC
5.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-15.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-59.6%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年4月期の売上高は273.88億円(前期比1.1%増)と微増も、LPガス輸入価格高騰と特別損失(創業者功労金)により、純利益は8.41億円(同61.4%減)と大幅な減益となった。
- 親会社株主に帰属する当期純利益の大幅減により、ROEは前期の10.71%から4.02%へ急落したが、自己資本比率は76.2%と極めて高い健全性を維持している。
- 利益急減の一方で、12.58億円の自己株買いを実施するなど株主還元姿勢を強化しており、一過性費用を除いた実質的な営業キャッシュフロー創出力は25.42億円と底堅い。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-04 第3四半期 、2026-03-12 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.4億円 / 予想: 20.1億円
-40.3%
売上高
実績: 60.8億円 / 予想: 271.4億円
-1.2%
2Q
営業利益
実績: 4.8億円 / 予想: 20.1億円
-32.5%
売上高
実績: 115.9億円 / 予想: 271.4億円
-2.2%
3Q
営業利益
実績: 11.9億円 / 予想: 20.1億円
-9.7%
売上高
実績: 192.0億円 / 予想: 271.4億円
-2.1%
3行解説
- 純利益の大幅増は一過性要因の剥落: 親会社株主に帰属する四半期純利益は10.49億円(前年同期比134.5%増)と急増したが、これは前年同期に計上された創業者功労金(約9.9億円)という特別損失がなくなった反動であり、実態は減収減益。
- エネルギー事業の採算性は改善: 売上高はLPガスの輸入価格低下に伴う販売価格の下落で192.02億円(2.1%減)となったが、仕入コストの減少により同セグメント利益は2.2%増と底堅く推移。
- ウォーター事業が利益の重荷: OEM販売の減少や物流費・広告宣伝費の増加により、ウォーター事業のセグメント利益は9.1億円(15.0%減)と二桁の減益に沈み、全体の業績を押し下げた。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-12 | 2026年4月期 第3四半期 | -9.7% | +1.1% | +5.3% | — | — |
| 2025-12-12 | 2026年4月期 第2四半期 | -32.5% | -1.7% | -0.4% | -3.7% | -11.0% |
| 2025-09-11 | 2026年4月期 第1四半期 | -40.3% | -0.5% | -1.6% | +2.9% | -4.3% |
| 2025-06-13 | 2025年4月期 通期 | -15.2% | +1.3% | +2.0% | +1.0% | -5.2% |
| 2025-03-13 | 2025年4月期 第3四半期 | -12.1% | +1.4% | -1.1% | +6.3% | -7.1% |
有価証券報告書
2025-07-31 有価証券報告書-第62期(2024/05/01-2025/04/30)