セブン&アイ・ホールディングス 四半期進捗

決算短信(2025-02 通期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 増収減益の着地と構造改革の断行: 売上高は11兆9,727億円(前年比+4.4%)と過去最高水準を更新した一方、北米の消費減速とコスト増により営業利益は4,209億円(同-21.2%)と大幅な減益に沈んだ。
  • SST事業の非連結化とベインキャピタルとの提携: 低収益が続いていたスーパーストア(SST)事業等を中間持株会社「ヨークHD」に集約し、ベインキャピタルへ株式の60%を譲渡。事実上の事業分離によるコンビニ専業化へ舵を切った。
  • 巨額の株主還元と米国事業IPO方針: 7-Eleven, Inc.(米国事業)の2026年後半までのIPOを目指すと共に、2030年度までに累計2兆円規模の株主還元を行う方針を表明し、資本効率の劇的な改善を狙う。

2. 直近の業績と進捗率

2025年2月期の連結業績は以下の通りです。

  • 売上高(営業収益): 11兆9,727億円(前年同期比 +4.4%)
  • 営業利益: 4,209億円(同 -21.2%)
  • 経常利益: 3,745億円(同 -26.1%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 1730億円(同 -23.0%)

【進捗と勢いの変化】 本決算は通期実績であり、期初予想および中期経営計画の目標値(ROE 11.5%以上、ROIC 8.0%以上)に対して大きく下振れました。特に営業利益率は前年の4.7%から3.5%へ悪化しており、増収ながらも収益性が急低下する「利益なき繁忙」の様相を呈しています。北米でのインフレに伴う低中所得層の買い控えが直撃し、勢いは前年度から明確に減速しています。

3. セグメント別のモメンタム

  • 海外コンビニエンスストア事業(減速): 営業収益は9兆1,707億円(前年比+7.7%)と為替(円安)効果で増収も、営業利益は2,162億円(同-28.3%)と大幅減。北米での物価高による客数減と、人件費・支払利息の増加が利益を圧迫しています。

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進捗詳細

今期実績

2024-03 〜 2025-02

項目 当期 前年比 前年同期 2023-03 〜 2024-02
営業収益 119727.6億円 +4.4% 114717.5億円
営業利益 4209.9億円 -21.2% 5342.5億円
経常利益 3745.9億円 -26.1% 5070.9億円
当期純利益(親会社帰属) 1730.7億円 -23.0% 2246.2億円
包括利益 4863.6億円 +14.6% 4243.1億円
1株当たり当期純利益 66.62円 84.88円
希薄化後1株当たり純利益 66.61円 84.87円

財務状態

項目 2025-02末 2024-02末
総資産 113861.1億円 105921.2億円
純資産 42174.4億円 39006.2億円
自己資本比率 35.4% 35.1%
自己資本 40302.1億円 37165.2億円
1株当たり純資産 1,553.17円 1,416.94円

収益性指標

指標 当期 前期
ROE(自己資本当期純利益率) 4.5% 6.2%
ROA(総資産経常利益率) 3.4% 4.8%

キャッシュ・フロー

項目 当期 前期
営業活動によるキャッシュ・フロー 8764.6億円 6730.1億円
投資活動によるキャッシュ・フロー -7323.6億円 -4318.1億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -3926.5億円 -3770.7億円
期末現金及び現金同等物残高 13498.2億円 15624.9億円

来期予想

2025-03 〜 2026-02

項目 予想 前年比(予想)
営業収益 107610.0億円 -10.1%
営業利益 4240.0億円 +0.7%
経常利益 3860.0億円 +3.0%
当期純利益 2550.0億円 +47.3%
1株当たり当期純利益 101.96円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 56.5円 20円
期末 56.5円 20円
配当性向:当期 60.0% / 前期 44.4% 純資産配当率:当期 2.7% / 前期 2.8%