短信要約
1. 要点(3行)
- 2024年12月期は売上高が前年比6.9%減、営業利益が49.5%減と大幅な減益着地。AI向け需要は旺盛なものの、民生・産業・自動車向けの回復遅れによる市場の二極化が鮮明となった。
- 構造改革として宮崎工場の200mmウェーハ生産を2026年末までに終了することを決定。これに伴い特別損失58億円を計上した。
- 2025年12月期第1四半期予想は増収ながらも営業利益は前年同期比48.2%減と厳しく、先端品へのシフト途上にある過渡期の苦境が浮き彫りとなっている。
2. 直近の業績と進捗率
2024年12月期(通期)の業績は以下の通りです。
- 売上高: 3,966億円(前年同期比 6.9%減)
- 営業利益: 369億円(同 49.5%減)
- 経常利益: 374億円(同 48.4%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 198億円(同 68.9%減)
通期計画に対する進捗について、本資料は本決算のため確定値ですが、前期(2023年12月期)の純利益638億円に対し、今期は200億円を下回る水準まで落ち込んでおり、勢いは著しく減速しています。2025年12月期第1四半期の予想では、売上高は1,020億円(前年同期比9.1%増)と回復の兆しを見せる一方、営業利益は45億円(同48.2%減)と、利益面での苦戦が続く見通しです。
3. セグメント別のモメンタム
当社は「高純度シリコン事業」の単一セグメントですが、製品別の状況に大きな差異(モメンタムの差)が見られます。
- 300mmウェーハ(勢い:二極化): AI用半導体向け(ロジック・メモリ共に先端品)の需要は大きく伸びていますが、それ以外の汎用品の回復は鈍く、全体として緩やかな回復にとどまっています。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-01 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-01 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3966.2億円 | -6.9% | 4259.4億円 |
| 営業利益 | 369.2億円 | -49.5% | 730.8億円 |
| 経常利益 | 374.6億円 | -48.4% | 726.3億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 198.8億円 | -68.9% | 638.8億円 |
| 包括利益 | 355.4億円 | -56.9% | 823.9億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 56.84円 | — | 182.59円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2023-12末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 11726.8億円 | 10730.9億円 |
| 純資産 | 6572.4億円 | 6355.3億円 |
| 自己資本比率 | 50.5% | 53.3% |
| 自己資本 | 5921.1億円 | 5721.6億円 |
| 1株当たり純資産 | 1,693.17円 | 1,636.19円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | 3.4% | 11.6% |
| ROA(総資産経常利益率) | 3.3% | 7.4% |
| 売上高営業利益率 | 9.3% | 17.2% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 696.3億円 | 963.4億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -2478.8億円 | -2476.8億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 1122.9億円 | 434.6億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 956.7億円 | 1563.5億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 42円 | 15円 |
| 期末 | 13円 | 6円 |
配当性向:当期 36.9% / 前期 30.1%
純資産配当率:当期 1.3% / 前期 3.5%