デジタルグリッド株式会社は、日本初の民間電力取引所である「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」を運営するエネルギーテック企業です。AIを活用した需給管理と電子契約システムにより、発電家と需要家(主に高圧・特別高圧の法人)が直接電力を売買できる場を提供しています。
- 主要製品・サービス: 再エネ以外の電力取引を扱う「電力PF事業」、再エネや非化石証書を扱う「再エネPF事業」、蓄電池運用などの「調整力事業」の3本柱です。
- 主要顧客: 独自調達を望む大手法人需要家や新電力、独立系発電事業者など。
- 競合環境: 旧一般電気事業者(大手電力10社)や既存の新電力と競合しますが、特定の電源に縛られず、需要家自身が調達ポートフォリオを設計できる柔軟性と、AIによる全自動需給管理を通じた低コスト構造を強みとしています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-07 期末、2025-10-30 提出)収益性
営業利益率
44.6%
≧10%が優良
ROA
15.4%
≧5%が優良
ROE
22.6%
≧10%が優良
ROIC
20.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
—
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 連結初年度の業績は、売上高61.5億円、営業利益27.4億円と極めて高い収益性(営業利益率44.5%)を達成。
- 利益の約9割を稼ぐ「電力PF事業」への依存度が課題だが、成長資金を系統用蓄電池の自社開発へ投入し、収益源の多角化を急いでいる。
- 電力調達決済の構造上、純利益に対し営業CFが大幅に下振れる(利益の約1/6)特有のキャッシュ・フロー構造を有し、100億円規模のコミットメントライン等で資金繰りを担保している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-07 第2四半期 、2026-03-11 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 10.7億円 / 予想: 23.6億円
—
売上高
実績: 20.1億円 / 予想: 62.8億円
—
2Q
営業利益
実績: 15.4億円 / 予想: 23.6億円
-10.2%
売上高
実績: 33.3億円 / 予想: 62.8億円
+0.6%
3行解説
- 利益進捗が極めて順調: 通期計画に対し、営業利益で65.0%、親会社株主に帰属する中間純利益にいたっては82.4%と、計画を大幅に上回るペースで進捗しています。
- 主力事業の苦戦を新事業がカバー: 主力の電力PF事業が競争激化により減益(前年同期比8.9%減)となる一方、再エネPF事業が売上高67.2%増、利益129.8%増と爆発的に成長し、ポートフォリオの変化が見られます。
- キャッシュフローの劇的改善: 前年同期の14.9億円の赤字から、今期は28.0億円の営業CF黒字へ転換。未収入金の回収が進み、財務基盤が大幅に強化されました。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-11 | 2026年7月期 第2四半期 | -10.2% | +0.6% | -7.7% | -11.0% | — |
| 2025-12-11 | 2026年7月期 第1四半期 | — | -2.1% | -12.1% | -7.4% | -23.6% |
| 2025-09-11 | 2025年7月期 通期 | — | -2.7% | -39.8% | -50.5% | -97.9% |
| 2025-06-13 | 2025年7月期 第3四半期 | — | -1.9% | +26.0% | +20.4% | +29.9% |
有価証券報告書
2025-10-30 有価証券報告書-第9期(2024/08/01-2025/07/31)