コメダホールディングス 事業分析

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有価証券報告書(2026-02 期末)・連結

企業解説

1. 企業概要

株式会社コメダホールディングスは、喫茶店チェーン「珈琲所コメダ珈琲店」を主軸とする持株会社です。主要な事業は、子会社である株式会社コメダを通じて展開されるフランチャイズ(FC)事業および直営店の運営です。FC加盟者に対しては、出店物件の選定、店舗の設計施工、運営指導、食資材の製造・卸売、店舗建物の転貸など、包括的なサポートを提供しています。

主要な製品・サービスは、「珈琲所コメダ珈琲店」のコーヒー、パン、名物「シロノワール」などの飲食物提供に加え、「おかげ庵」という和喫茶ブランド、プラントベースの「KOMEDA is □」、大判焼きの「大餡吉日」、テイクアウトドリンクの「ジェリコ堂」、おむすび専門店の「おむすび 米屋の太郎」など、多様なブランドを展開しています。

収益構造は、主にFC加盟店への食材等の卸売収入とロイヤリティ収入、直営店売上、店舗開発収入、物販収入から構成されます。国内事業が中心ですが、台湾、上海、香港、インドネシア、シンガポールなどの海外においても、「珈琲所コメダ珈琲店」ブランドのFC事業や直営店、現地のカフェやタイ料理レストランの運営を手掛けています。

2. 要点(3行)

コメダ珈琲店を中心とした喫茶店FC事業を国内外で展開する持株会社。独自の店舗設計、FCシステム、自社サプライチェーンによる高収益モデルを確立し、多角的なブランド展開と海外進出で成長を目指す。サステナビリティ経営を重視し、人財育成やDX推進を通じて企業価値向上を図る。

3. 経営者の質

代表取締役社長CEOは甘利 祐一氏です。同氏は、銀行、ゲーム、菓子メーカーなど多様な業種で役員を歴任しており、当社には2019年12月に顧問として入社後、2022年5月に代表取締役社長に就任、2026年3月より代表取締役社長CEOを務めています。金融機関出身で幅広い業界での経営経験を持つプロフェッショナルであり、特定のオーナーによる経営ではない体制です。代表取締役社長CEOの持株比率は0.75%であり、経営陣および大株主の構成は信託銀行やカストディ銀行が上位を占めており、特定の企業や個人による支配は見られません。

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業績チャート

成長性の軌跡

● 売上高(棒、左軸) ● 当期純利益(折れ線、左軸) ● 経常利益率(折れ線、右軸)

資本効率の解剖

ROE

デュポン分解(ROE = 純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ)

還元と評価

■ EPS 1株当たり純利益(棒・左軸) ■ DPS 1株当たり配当(棒・左軸) ● PBR 株価純資産倍率(折れ線・右軸) DPS÷EPS=配当性向

キャッシュフローの質

■ 営業CF(棒・正側) ■ 投資CF(棒・負側) ■ 財務CF(棒・負側に積み上げ) ● 当期純利益(折れ線)

財務諸表

経営指標

項目 2022年02月期2023年02月期2024年02月期2025年02月期2026年02月期
連結経営指標等
売上収益 333.2億円 378.4億円 432.4億円 470.6億円 572.3億円
営業利益 73.0億円 80.2億円 87.2億円 88.2億円 94.2億円
税引前利益又は税引前損失(△) 71.8億円 80.0億円 86.8億円 86.1億円 93.3億円
当期利益又は当期損失(△):親会社の所有者に帰属 49.3億円 54.2億円 59.7億円 58.1億円 64.6億円
当期包括利益 49.5億円 54.5億円 59.8億円 59.0億円 68.4億円
親会社の所有者に帰属する持分 375.6億円 405.4億円 431.1億円 456.2億円 498.6億円
総資産額 974.3億円 1000.5億円 1027.7億円 1057.4億円 1103.8億円
1株当たり親会社所有者帰属持分 813.77円/株 878.23円/株 940.67円/株 1,002.77円/株 1,095.59円/株
基本的1株当たり利益又は損失(△) 107.02円/株 117.6円/株 130.12円/株 127.66円/株 141.98円/株
希薄化後1株当たり利益又は損失(△) 106.77円/株 117.38円/株 130.03円/株 127.62円/株
親会社所有者帰属持分比率 38.5% 40.5% 41.9% 43.1% 45.2%
親会社所有者帰属持分利益率 13.6% 13.9% 14.3% 13.1% 13.5%
株価収益率 1970.0% 2000.0% 2100.0% 2130.0% 2060.0%
営業活動によるキャッシュ・フロー 81.5億円 102.6億円 114.4億円 112.3億円 123.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 97.1億円 -15.8億円 -19.6億円 6.4億円 -47.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -189.8億円 -82.5億円 -82.4億円 -95.0億円 -95.0億円
現金及び現金同等物 62.0億円 66.8億円 79.2億円 103.9億円 88.6億円
従業員数 46800.0% 54800.0% 53300.0% 56500.0% 82800.0%
平均臨時雇用人員 192900.0% 207100.0% 188700.0% 173600.0% 202200.0%

貸借対照表

項目 前期当期
財政状態計算書
資産 1057.4億円 1103.8億円
流動資産 205.7億円 215.8億円
非流動資産 851.7億円 888.0億円
資産 1057.4億円 1103.8億円
負債及び資本 1057.4億円 1103.8億円
負債 601.2億円 602.3億円
資本 456.2億円 501.5億円
負債及び資本 1057.4億円 1103.8億円

損益計算書

項目 前期当期
損益計算書
合計 470.6億円 572.3億円
売上原価 313.8億円 403.8億円
売上総利益 156.8億円 168.5億円
合計 1.9億円 4.2億円
販売費及び一般管理費 70.2億円 76.3億円
合計 0.3億円 2.2億円
営業利益(△損失) 88.2億円 94.2億円
金融収益 0.4億円 0.7億円
金融費用 2.5億円 1.7億円
税引前利益 86.1億円 93.3億円
法人所得税費用 28.0億円 28.5億円
当期利益(△損失) 58.1億円 64.8億円
当期利益(△損失)の帰属
1株当たり当期利益(△損失)

キャッシュフロー計算書

項目 前期当期
キャッシュ・フロー計算書
営業活動によるキャッシュ・フロー 112.3億円 123.5億円
投資活動によるキャッシュ・フロー 6.4億円 -47.7億円
財務活動によるキャッシュ・フロー -95.0億円 -95.0億円
現金及び現金同等物の為替変動による影響 0.9億円 1.0億円
換算差額を加算後の増減額及び換算差額がない場合の増減額に用いる。 24.7億円 -18.2億円
現金及び現金同等物 103.9億円 88.6億円
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 2.9億円
現金及び現金同等物 103.9億円 88.6億円