ワコールホールディングス 四半期進捗

決算短信(2025-03 第3四半期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 「持たざる経営」への転換による利益の嵩上げ: 浅草橋ビルや旧福岡事業所跡地等の固定資産売却益(93.5億円)が寄与し、営業利益は110.7億円と前年同期の赤字から大幅に黒字転換したが、本業の儲けを示す事業利益は前年同期比70.9%減の14.4億円と極めて厳しい着地。
  • 国内外での主力事業の苦戦が鮮明: 国内は不採算店舗の撤退や来店客数減少で減収、米国は景気先行き懸念による不振、中国は消費マインドの低迷が続き、主要全エリアでレディスインナーウェア販売が低迷している。
  • 巨額の自己株式取得とM&Aの断行: 中計方針に基づき110億円の自己株式取得を実施したほか、英Bravissimo Groupを買収するなど、資産圧縮と成長投資の両輪で構造改革を急いでいる。

2. 直近の業績と進捗率

  • 売上収益: 1,335億円(前年同期比5.6%減)
  • 事業利益: 14億円(同70.9%減)
  • 営業利益: 110億円(前年同期は19億円の損失)
  • 四半期利益: 89億円(前年同期は39億円の損失)
  • 進捗率と勢い:
    • 通期計画(売上1,810億円、営業利益48億円)に対し、売上は73.8%と概ね計画通り。一方、営業利益・純利益は既に通期予想を大幅に超過(進捗率230%超)しているが、これは上述の固定資産売却益という一過性要因によるもの。
    • 実質的な稼ぐ力である「事業利益」は、通期の赤字予想(△25億円)に対し第3四半期累計で14億円の黒字を維持しているが、前年同期の49億円からは勢いが急減速している。

3. セグメント別のモメンタム

  • ワコール事業(国内)【減速】: 売上高687億円(5.2%減)。実店舗の来店客数減少と在庫適正化のための納品調整が響いた。ECは好調を維持しているが、店舗の落ち込みをカバーしきれていない。

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進捗詳細

今期累計実績

2024-04 〜 2024-12

項目 当期 前年比 前年同期 2023-04 〜 2023-12
売上高 1335.3億円 -5.6% 1414.1億円
営業利益 110.8億円 -19.8億円

通期予想

2024-04 〜 2025-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 1810.0億円 -3.3%
営業利益 48.0億円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 50円 50円
期末 50円 50円 予想
年間合計 100円 100円 予想