短信要約
1. 要点(3行)
- 「持たざる経営」への転換による利益の嵩上げ: 浅草橋ビルや旧福岡事業所跡地等の固定資産売却益(93.5億円)が寄与し、営業利益は110.7億円と前年同期の赤字から大幅に黒字転換したが、本業の儲けを示す事業利益は前年同期比70.9%減の14.4億円と極めて厳しい着地。
- 国内外での主力事業の苦戦が鮮明: 国内は不採算店舗の撤退や来店客数減少で減収、米国は景気先行き懸念による不振、中国は消費マインドの低迷が続き、主要全エリアでレディスインナーウェア販売が低迷している。
- 巨額の自己株式取得とM&Aの断行: 中計方針に基づき110億円の自己株式取得を実施したほか、英Bravissimo Groupを買収するなど、資産圧縮と成長投資の両輪で構造改革を急いでいる。
2. 直近の業績と進捗率
- 売上収益: 1,335億円(前年同期比5.6%減)
- 事業利益: 14億円(同70.9%減)
- 営業利益: 110億円(前年同期は19億円の損失)
- 四半期利益: 89億円(前年同期は39億円の損失)
- 進捗率と勢い:
- 通期計画(売上1,810億円、営業利益48億円)に対し、売上は73.8%と概ね計画通り。一方、営業利益・純利益は既に通期予想を大幅に超過(進捗率230%超)しているが、これは上述の固定資産売却益という一過性要因によるもの。
- 実質的な稼ぐ力である「事業利益」は、通期の赤字予想(△25億円)に対し第3四半期累計で14億円の黒字を維持しているが、前年同期の49億円からは勢いが急減速している。
3. セグメント別のモメンタム
- ワコール事業(国内)【減速】: 売上高687億円(5.2%減)。実店舗の来店客数減少と在庫適正化のための納品調整が響いた。ECは好調を維持しているが、店舗の落ち込みをカバーしきれていない。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1335.3億円 | -5.6% | 1414.1億円 |
| 営業利益 | 110.8億円 | — | -19.8億円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1810.0億円 | -3.3% |
| 営業利益 | 48.0億円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 50円 | 50円 |
| 期末 | 50円 | 50円 予想 |
| 年間合計 | 100円 | 100円 予想 |