ウェルス・マネジメント株式会社は、不動産金融およびホテル運営を主軸とする持株会社です。ラグジュアリーホテルの開発に強みを持ち、投資案件の発掘からアセットマネジメント(AM)、実際のホテル運営までを一気通貫で手掛ける「資産循環型ビジネスモデル」を展開しています。主要なセグメントは以下の3点です。
- アセットマネジメント事業:不動産投資助言、AM業務。
- 不動産事業:ホテル開発用不動産の取得・開発・売却。
- ホテル運営事業:自社開発ホテル等の運営受託(主なブランド:「シックスセンシズ」「バンヤンツリー」等)。
主要顧客は、同社が組成する不動産信託受益権の譲渡先(SPC等)や、資本業務提携先であるサムティ株式会社(議決権所有割合28.47%)です。競合環境としては、外資系・国内大手の不動産デベロッパーやホテル運営会社が挙げられます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
13.8%
≧10%が優良
ROA
4.3%
≧5%が優良
ROE
5.8%
≧10%が優良
ROIC
3.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-36.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-16.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-40.6%
≧10%が優良
3行解説
- 業績の大幅減益:物件売却の翌期繰越しにより、売上高は前年比36.0%減の183.10億円、経常利益は60.3%減の10.49億円と大きく落ち込んだ。
- キャッシュフローの悪化:ホテル開発プロジェクトへの積極投資により棚卸資産が418.65億円(総資産の67.4%)に膨らみ、営業CFは30.79億円の赤字となった。
- AM・ホテル運営の成長:物件売却は停滞したものの、AM報酬や新規開業ホテルの運営収入は伸長しており、ストック型収益の強化は進んでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -5.4億円 / 予想: 45.0億円
+52.7%
売上高
実績: 35.7億円 / 予想: 290.0億円
+88.2%
2Q
営業利益
実績: -13.7億円 / 予想: 45.0億円
-275.5%
売上高
実績: 59.8億円 / 予想: 290.0億円
+3.7%
3Q
営業利益
実績: -10.1億円 / 予想: 45.0億円
-23.3%
売上高
実績: 100.7億円 / 予想: 290.0億円
+14.9%
通期
営業利益
実績: -1.1億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 151.1億円 / 予想: 未開示
-17.5%
3行解説
- 2026年3月期は、ホテル運営事業がインバウンド需要で大幅増益(144.7%増)となるも、不動産・AM事業の物件売却の期ずれが響き、営業損失1億円、当期純損失11億円の赤字に転落。
- 販売用不動産の取得・積み上げにより、総資産は前期比約272億円増の893億円に急拡大した一方、自己資本比率は19.8%まで低下し、財務のレバレッジを強めた構造となっている。
- 次期(2027年3月期)は大型物件の売却実現を見込み、売上高210億円(39.0%増)、純利益18億円とV字回復による黒字浮上を計画。配当は20円を維持。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | — | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -23.3% | -1.7% | -1.0% | +1.2% | — |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | -275.5% | +0.9% | -3.0% | -3.9% | -9.6% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +52.7% | -0.5% | -3.3% | +6.3% | -5.0% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -16.8% | -0.2% | -1.0% | -2.5% | -8.0% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | +10.9% | +1.4% | -3.0% | +1.4% | +4.3% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第26期(2024/04/01-2025/03/31)