さくらインターネット株式会社は、国内自社運営のデータセンターを基盤とするクラウド・インターネットインフラサービスプロバイダーです。主力サービスは、仮想サーバーを提供する「さくらのクラウド」、共有ホスティングの「さくらのレンタルサーバ」、および物理サーバーを専有する「さくらの専用サーバ」です。
当連結会計年度より、生成AI開発等の高負荷計算に対応する「GPUクラウドサービス(高火力PHY等)」を独立したカテゴリーとして強化しています。顧客層は個人から法人、文教・公共分野まで多岐にわたり、競合環境としてはAWSやAzureなどのグローバルメガクラウドに加え、国内のインフラ事業者と差別化を図りつつ、ガバメントクラウド認定に向けた開発も進めています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-16 提出)収益性
営業利益率
13.2%
≧10%が優良
ROA
7.4%
≧5%が優良
ROE
14.8%
≧10%が優良
ROIC
5.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
43.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
368.7%
≧10%が優良
EPS成長率
312.0%
≧10%が優良
3行解説
- 生成AI需要の爆発的増加を背景に、GPUクラウドサービスが前年比約30倍の売上を記録し、営業利益は前期比368.7%増の41.4億円と過去最高益を達成。
- 公募増資により約180億円を調達し、自己資本比率を36.9%へ向上させつつ、石狩データセンター等への大規模な先行投資(設備投資額約222億円)を断行。
- 成長戦略として国産AIインフラの確立を掲げるが、急増する固定資産(有形固定資産334億円)に伴う減価償却負担を上回る顧客獲得の継続が今後の成否を握る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-27 12:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -4.6億円 / 予想: 3.5億円
—
売上高
実績: 74.9億円 / 予想: 365.0億円
+26.2%
2Q
営業利益
実績: -9.2億円 / 予想: 3.5億円
—
売上高
実績: 156.3億円 / 予想: 365.0億円
+17.8%
3Q
営業利益
実績: -11.2億円 / 予想: 3.5億円
—
売上高
実績: 240.2億円 / 予想: 365.0億円
+12.3%
通期
営業利益
実績: -4.0億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 353.0億円 / 予想: 未開示
+12.4%
3行解説
- 生成AI需要の急増を背景に売上高は353億100万円(前期比12.4%増)と伸長したが、GPU関連の巨額投資に伴う減価償却費や人件費が重なり、4億300万円の営業損失を計上。
- 注力領域のGPUインフラサービスが前期比20.3%増と急成長しており、NVIDIA Blackwell(B200)などの最新プラン投入が売上成長を牽引。
- 次期(2027年3月期)は売上高450億円、純利益約4倍(8.5億円)のV字回復を予想しており、先行投資を収益化するフェーズへの移行を鮮明に。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-27 | 2026年3月期 通期 | — | — | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | — | -3.2% | -0.2% | +1.4% | -7.7% |
| 2025-10-28 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -1.2% | -1.9% | -9.4% | -20.8% |
| 2025-07-28 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +1.4% | -17.9% | -21.1% | -14.7% |
| 2025-04-28 | 2025年3月期 通期 | +368.9% | -11.7% | -16.1% | -15.2% | +10.6% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +477.0% | +11.6% | +15.7% | +0.1% | -9.8% |
有価証券報告書
2025-06-16 有価証券報告書-第26期(2024/04/01-2025/03/31)